昨年から今年にかけて、投資信託の運用で評価損益がマイナスになった人は皆無なのではないでしょうか。


というのも、私が運用しているメインの投資信託2銘柄はどちらも毎月分配型というタイプでありながらも分配金がきっちり出ていて、なおかつ基準価額も取得価額より約10%程の上昇となっているので、このところの先進諸国の株価上昇の恩恵を皆受けていると感じているからです。


ご存知の方も多いと思うのですが、投資信託と分配金の関係について一応説明します。

投資信託では分配金が払い出されると、基準価額が分配金の分だけ下落します。これは分配落ちと呼ばれています。


毎月分配型の投資信託では、毎月分配金が払い出されると必ず分配落ちが発生するので、毎月基準価額の下落は避けられませんが、現在のように絶好調だとそれ以上に基準価額の上昇が勝っているので、基準価額が上昇する事もあり得ます。


よく言われているのは、毎月分配型の投資信託では基準価額の下落によって当初の基準価額より下落が続いてしまった挙げ句、資産が2割3割まで減るのが当たり前という笑えない事もあり得るので、タコ足になるから止めなさいという話です。

なお、タコ足とはタコが自分の足を食うように、分配金をもらう事により自分の資産がその分だけ目減りしていく事の例えです。


しかし、全ての毎月分配型投信がそうとは限らない事を、今は実感しています。


オルカンやS&P500などのインデックス投資信託にするのが王道であるのは当然ですが、今の経済状況は私にとってかなり都合のよい状態です。


注意すべきは、投信に入金し過ぎて現金がショートする事のないよう、細心の注意を払う事です。

何があっても良いように現金を残しつつ、毎月分配金もちゃっかり頂くようにしています。


このままずっと続けばなぁ、と思ってしまいますが、この先何があるかはわからないので、気を引き締めたいと思います。