動物は、エサを採れる場所を探して、エサを食って生きている。
人間は、衣食住の為にお金を得て生活している。
どちらも最低限、必要な事ではある。
しかし私が思うに、人間には衣食住以外にも必要なものが有る。
それは、希望だ。
希望を持ち続けていられる人は、きっとしぶとく生きていけるし、場合によっては希望を叶えて、新たな希望を持って前進していけると思う。
希望が持てなくなった時、絶望に変わる。
何に対して絶望したのかにも依るが、人によっては全てを終わらせる事を選択する場合すらある。
しかし、殆どの人は少しでも希望の持てる何かを必死に見つけて生きていく。
これまで私が経験してきた中で、単純ではあるが希望こそが生きる原動力なのではないかというのが、現時点での基本的な考えだ。
個人的な話だが、サラリーマンという生活では希望を持ち続ける事が出来なかった。
何をやっても結局、「金を貰えて良かった」以上の感情を得られなかった。
日々の仕事に追われてばかりで、成し遂げたという達成感を得られなかった。
それでも諦めずにいたが、「いつかはきっと」のいつかはもう来ないだろうと気付いた時、「金を貰えて良かった」という思いより、「時間の無駄遣いをしている」という思いが頭の中で一杯になり、耐えられなくなった。
今は家事をやりながら、ずっと手を付けられなかった家の事を、たくさん考えて少しずつ対処しながら過ごせている。
少ない資金ではあるが、投資の勉強もしている。これもずっとやってみたかった事の1つだ。
今は小さな希望をいくつか持って、精神的な負荷の少ない生活をさせてもらっている。
しばらくこうして過ごしているうちに、新たな大きめの希望を見つけられる日がきっと来ると思う。
今の自分は、幸せな環境なのだと思う。
感謝の念を持って毎日を過ごしていきたい。