う~ん。
歌ウマ新トップ・北翔海莉の御披露目公演ということで
期待しすぎたのが良くなかったのか。

確かに「これでもか」っていうくらい
歌う場面があって
安心しては見ていられたんだけど
みっちゃんの魅力が
イマイチ伝わらない舞台だった。

初演の紫吹さん版は見てないけど
随所に「あて書き」感じのあるセリフが
残ってて
なんか違う。
スペイン貴族の息子が復讐のために海賊に
なる設定だから
そこはかとないノーブルさは出てていいんだけど
まんまフランツ・ヨーゼフみたいで
ワイルドさが感じられず。

海賊の定番、膨らんだシャツ(?)も
途中、シルクサテンみたいなテロテロの生地な上に
「母の残したロザリオ」を見せるために
かなりボタンを開けた着こなしで
(オーシャンズ~の時も思ったけど)
みっちゃんのボインで女性らしい体型が強調されてしまい
気になって話に集中できず。

対して敵役の十輝いりすさんの
長身にお似合いな
海賊服→軍服とが全部格好良くて
そっちばっかり見てしまった。

ショーも
これまたビックリするほどみっちゃんの歌の場面が多くて
安心・安定感はあるものの
何とも昭和感ただよう仕上がり。
なんか、立派すぎて
全部「マイウェイ」歌ってるみたいに見える…。

途中、ソロコンサートみたいな感じで
客席降りの場面では
握手の感じとか
客あしらいもうまいし
「君の瞳に恋してる」なんかも良くて
日本版『ジャージーボーイズ』は
星組初演でいいのでは?

なんて明るい妄想もできたんだけど。

今回、驚いたのは
礼真琴くんとみっちゃんの歌の時の声質が似ていること。
あえて歌ウマの
みっちゃんと琴ちゃんを重ねてきたんだとは思うけど
後半の歌い上げる場面で
みっちゃんが歌ってた歌を
途中から琴ちゃんが歌う、
本来ならかなりの見せ場になる場面が
あまりにも声が似ていて
目を離してた人には
同じ人が歌ってるみたいに見える現象が起きてた。

星組にみっちゃん降臨の情報を受けて
いまや歌ウマ枠を一人で受けてた
琴ちゃんへの変な負担が減っていいかと思ってたけど
案外
チャンスが減って
琴ちゃんが割りを食う形になるかも…。
とちょっと心配。

で、今回のツアーでの
立ち位置では
みっちゃん、十輝さん、琴ちゃんが
1、2、3だったこともあり
ちょいずんぐり(に見える)二人に比べて
すらっとした十輝さんがどうにも恰好良くて
目立っていたのが印象的。

大劇場になれば
紅ちゃんや七海さんがいるので
また違う感じになるとは思うけど

これまでの星組が
宝塚の最先端を走るヒョウ柄だったとしたら
一気に古き良き(?)唐草模様に戻った感じで
なんとも不思議な感慨にふけった公演だった。

観劇日:6月13日(土)15:00~