今回事前に得ていた情報は、①市村正親と藤原竜也の二人芝居であること②二人の俳優の話であること、この2点のみ。
芝居好きなら誰もが見たくなる、華と実力を兼ね備えた二人の舞台は意外にも(?)静かな芝居、というのが第一の印象。
並んだ鏡台を使うベテラン俳優と新人。当初、尊敬される先輩と説教される後輩だった二人の関係が、たくさんの舞台を重ねるうちに変化していく・・・。
楽屋、舞台、衣裳(早変り)部屋。劇場の中だけで進行するせいか、淡々とした印象。アクセントになるはずの「劇中劇」が繰り返し入る事でかえって印象が弱くなってるようにも感じた。
でも、淡々としているからこそちょっとした心の動きや二人のかみ合わなさがより際立つし、演技力を必要とする作品になっているんだとも思う。
きっと観たすぐ後よりも、じわじわと効いてくるような気がする。
普段あまり芝居を見ない、ナマ藤原竜也目当ての人はあまり面白くなかったんじゃないか・・・とちょっと心配になったけど、よく思い出してみると着替えシーン満載できれいな上半身を何度も見せて大サービスだったから、それだけでも竜也ファンには充分か。
いっちゃんファンには・・・・・市村正親を「篠原涼子の旦那」としてしか知らない人(藤原竜也ファン?)にそのすごさを認識させた良い機会があった、という事で丸をつけてもらえるんじゃないかと思う。