夏の事故って


どうしてこう、毎年起こってしまうのでしょう・・・。




海や、川でおぼれて亡くなる方がとても多いので


非常に残念に思います。



きっと、気を付けていても起こってしまう事故もあると思います。


不可抗力もあるでしょう。




でも、非日常を楽しむためにも


もっと気をつけながら過ごしてほしいなと思います。





そんな分かったようなことを書いてますが。





・・・こんな私にも、



『本気で死ぬかと思った』



そんな体験があるんです。




まだ33年しか生きてませんが


これまで生きてきた中で


今、思い出すだけでも



『あの時、


もしかしたら死んでたかもしれない・・・』と、


だいぶ前の記憶なのに、


今だにぞっとします。




・・・・・




20代前半の話です。


長い付き合いの男女メンバーで


夏に旅行するのが恒例になっていて


その年は、


地元から少し離れた川で


キャンプをする計画でした。




あれは


7月の真夏日でした。


川のせせらぎがとても気持ちよく。


一応、川に入る予定でいたので


水着を持参し、浅瀬で涼んでおりました。




男の子たちは、


川向うに既に行っていて


「おーい!こっち来たらいーじゃん」


そんな感じで呼ばれ。



泳ぎに自信がない私は何度も断りましたが、


同じ側にいた女友達が


「大丈夫だよ!そんなに距離無いって!」


と誘ってきたので、


「・・・夏だしね!!!」


と、勢いに乗って


私も何人かと一緒に泳いで


川向うに(なんとか)たどり着きました。




(ちなみに、私、25mくらいしか泳げないです)



しばらくみんなで浅瀬でパシャパシャ遊び・・・




元々、泳ぎに自信がある男子たちは、


次々にキャンプを張った方の川岸に戻っていきました。




私はと言うと、


川向うに行ったことで


ほとんどの体力を使い果たしてしまっていて。


(行きも相当な距離でしんどかったのに)


この体力の感じでは


元の場所に戻るのは難しいと思っていました。




他の女子も同じようなことを言っていて


まだ同じ側に残っていた男子と一緒に


太い丸太を見つけたので



『これにつかまってビート版のようにして


川向うまで泳げば大丈夫でしょ!』


と言うことになりました。





(絵が雑ですが、こんな状態です。

真ん中に泳ぎの得意な男子、そして私と女子が両端と言う図)





丸太は、長さがが2mくらい、太さ20㎝弱。


ちなみに、川幅は推定ですが20m~25mほど。






・・・なんだか行きよりも


川の流れが増している気がする・・・




相当な恐怖を覚えながらも、


戻る方法が他にないので


覚悟を決めて


丸太につかまり


三人で一斉に泳ぎ始めました。






すると、






あろうことか、





丸太が

すぐに沈むではありませんか!!





丸太任せで行こうと思っていた私は


もう、


大パニック!








ヤバイ・・・!!!



な、ながされる!!!!!





でも、もう誰も助けてくれない、


そう思って、必死に泳ぎました。


クロールではなく、顔だしの平泳ぎで。



なんとか、自力で浅瀬までたどりつき


力尽きようとしていた私。


最後は男友達に引っ張ってもらって


生還。






本当に、本当に


あのまま力尽きていたら


私は、溺れていたと思います。




若気の至りと言うのは簡単ですが、


今思い返しても、


なんて無茶なことをしたんだろう…


そう思います。




平面的にみると


近そうに見えた川幅も


もっとあったかもしれません。



それに加えて


(川はかなりの勢いがあり)


相当流されていたので


泳いだ距離は


川幅の倍はあった気がしました。





泳いでる瞬間は、必死でしたが、


本当に、あと数メートル遠かったら


泳ぎきることが出来なかったと思います。



少しでも運が悪かったら


・・・新聞に載っていたと思います。


冗談ではなく


「若者の団体のキャンプ場にて。


川遊び中に、20代女性流される」


こんな見出しが想像されるくらい。




・・・実際にそうゆう見出しがあるので、


不謹慎かもしれませんが・・・。





・・・・・


若い時は、


なんでもできる気がするし、


みんなのノリについて行きたいし、


空気を読まなきゃ、とか


そーゆーのもきっとあると思います。




でも、


危険を回避することができるのは


自分自身だけです。


(川の流れでは、助けに入った人も


きっと流されてしまいます。)




そして、


周りに「危ないからやめよう」と言う勇気、


それも必要だと思います。





後悔しか残らない夏にならないよう、


海や川に行く方は


気を付けてほしいと思います。



とくに川は


『浅瀬で遊んでいれば大丈夫』


なんて思っている人もいるかと思いますが、


足をとられたら、そっこーで流されます。


何一つ、つかまるところがありません。


そして、いつの間にか、足のつかない場所に


流されます。





私の泳いだ川も


全く足がつかない場所でした。






この夏休み、


これ以上、悲しい事故が起きないことを


願っています。


私のブログを読んで


少しでも怖さが伝わったらなと思います。