2022年8月29日30日31日に神宮球場に乃木坂が3年ぶりに帰ってきました。
2014年に始まった神宮ライブ。
なぜ乃木坂はライブ会場として神宮を選んだのでしょうか。。。
2014年といえばデビュー3年目。
何度の青空かで満を持して生田さんセンターで発表していて、初紅白への期待が膨らむ
乃木坂成長期のとても重要な時期でした。
ライブでも生田さんが影の主役として寸劇が展開され、神宮で劇的に復帰するという設定が組まれていました。(受験のため休業していました)
公式ライバルとされていたAKBは前年2013年に指原さんが総選挙で1位、恋するフォーチュンクッキーで世間を賑わし、2014年には長くグループをけん引してきた大島優子さんが卒業した年でした。まさに時代の変わり目と言っても良いですね。
乃木坂はまだまだグループの個性、らしさを模索していて、独自路線を求めていた時期。
そして選ばれた新聖地がどこのアイドルグループもあまり使わない神宮球場でした。
この選択にも乃木坂の独自性を模索する意気込みを感じました。
8月の下旬といえば、秋の台風シーズンにさしかかり、雨の神宮は乃木坂の名物となっていきました。
さてさていつものように前置きが長くなってしまいました。
2022年の神宮。。。
3年ぶりということは、メンバーもファンも初めての神宮だった人が沢山いたでしょう。
5月には日産スタジアムの10thBDライブを経験していたので、意外と小さな箱だなと感じた人も。。。
内容的には新旧楽曲、ややマニアックな楽曲も披露されてバランスが取れていたのではないでしょうか。新規ファンもオールドファンも楽しめる、そんなセトリ、企画であったと思います。
これは最終日のセットリストです。
印象的な楽曲にコメントします:
Overture
- 好きというのはロックだぜ
- 夏のFree&Easy 「2014年のオープニング曲、西野さんセンター、玲奈さんが交換留学で参加していました。渋谷の聖地巡りをした人も多いでしょう」
- おいでシャンプー
- ガールズルール
- 裸足でSummer
- 絶望の一秒前 「5期生タイムは全ライブで2曲しっかりパフォーマンスしましたね。トップバッターの役割は十分に果たしていました。MCの初々しさが良かったですね。」
- バンドエイド剥がすような別れ方 「好きロックのカップリングで異例の視聴数を誇っていますね。楽曲、MV,もちろんメンバーのクオリティが最高です。」
- I see・・・ 「声を出したいファンがいっぱいいたでしょうね。乃木坂に新しい要素を入れた楽曲だと思います。4期らしい1曲」
- ジャンピングジョーカーフラッシュ
- 思い出ファースト 「3期も良曲が沢山あるなかでもこの曲は特別かな。12名の3期にとっての思い出であり、これからも3期の大切な1曲ですね」
- 僕が手を叩く方へ 「好きロックのカップリングは本当に良曲が多く、この楽曲も表題にしても遜色ありませせん。乃木坂の新歌姫久保ちゃんの素晴らしいボーカルに酔いしれます」
- 海流の島よ 「1期生アンダーメンバーの思い出の曲ですね。まだまだアンダーとしての認知は弱く、辛い思い出が詰まっているでしょう。だからこそ、今回の楽曲が選ばれたのでしょう。。。当時のメンバーはセンター:齋藤飛鳥、
安藤美雲、川後陽菜、齋藤飛鳥、中元日芽香、畠中清羅、樋口日奈、和田まあや。3人の1期生にとって特別なユニット曲ですね。。」 - 会いたかったかもしれない
- ロマンスのスタート
- 君の名は希望 「1期2期だけでの希望。味わいがありました。この楽曲が乃木坂にもたらしたことは数知れず。1stバスラで初めて聞いたファンもすぐにそう確信しましたよね。」
- 君が扇いでくれた
- 太陽に口説かれて
- 魚たちのLOVE SONG 「いわゆるお強い方々のユニット曲でしたね。奈々未さん、かずみんも大好きだと言っていたはずです。もしかしてどこかで観ていたのかしらw」
- ごめんね、スムージー
- 羽根の記憶 「2015年太陽ノックのカップリング。神宮でも懐かしい楽曲のひとつでした。焚火を囲んでのアコギのみの歌唱は今のメンバーだからできるのかなと。レベルは確実に上がってきています」
- Sing Out! 「この曲を歌うときの飛鳥の表情が印象的でした。まだまだ卒業してはいけないよ!w」
- あの日僕は咄嗟に嘘をついた 「はいアンダーの名曲来ました!歌継がれるべき楽曲であり、乃木坂の成長の陰にこういう楽曲を愛するメンバー・ファンがいることを忘れてはいけませんね。。。」
- Under’s love 「まあやの気持ちを代弁して書かれた楽曲でしょう。長年アンダーライブを愛してくれてありがとう。。泣 すっかり大人になったまあやのリーダーとしての姿を焼き付けます」
- ごめんねFinger crossed
- Actually・・・ 「日産、神宮と本来のアルノセンターでこの楽曲を観れたのは本当に幸せでした。ライブセトリにアクセントを利かせる楽曲としての役割をしっかり持った曲ですよね。紆余曲折経て、乃木坂の新しい世界観を作ることができたと思います。」
- 深読み
- 太陽ノック 「2015年は乃木坂の飛躍の年でした。太陽ノックでセンターに帰ってきた生駒ちゃんの煽り、前年に体調崩し不参加だった奈々未さん。いろんな思いが内包された最高の夏でした。。。この年悲願の紅白初出場を全員参加で果たしました。筆者も応援にNHKホールに駆け付けました」
- 空扉
- ジコチューで行こう!
- 君に叱られた 「好きロックセンターのかっきーの実質的座長ツアーであった2022。この曲の前のMCは毎回圧し潰されそうなプレッシャーと闘ってきた彼女の心情が良く出ていました。今や押しも押されもないエースの一人。本当に長いツアーお疲れさまでした」
アンコール
- 好きになってみた
- ダンケシェーン 「えーと生田さんが会場にいたのかな~?w 飛び入り参加したかったでしょうね~!w 憎い演出でした!」
- 乃木坂の詩
2022年の神宮は終わりました。
残念ながら無事終わったとは言い切れない事故も発生しました。
全体的な印象
乃木坂が近年とってきた期生単位のユニットは成功していると感じました。そして期生をシャッフルした企画も良かったですね。
アイドルグループにとって継続性、世代交代は永遠のテーマです。
11~16名くらいの世代別ユニットチームがあるということは、そのテーマの一つの対策であり、一つのやり方として間違っていないと思います。特に5期生の活躍は未来への可能性とある種の安心感すら感じました。
後輩たちが1期2期などの先輩が作り上げてきた乃木坂をリスペクトしてくれていることが乃木坂の最大の強みであり、それこそ乃木坂スピリットだなと感じました。
やがて1期2期は完全に卒業していくでしょう。
それでもそのスピリットは3期から4期5期へ、そしてまだ見ぬ6期7期へと受け継がれていくことを心から願っています。
追伸
今の乃木坂はライブアイドルとしても一流になりました。
あまり奇をてらった企画や、危険を伴う舞台演出は必要ありません。
事故が起きてからでは遅いのです。
運営や舞台演出会社には安全第一を厳守してもらい、ライブを心から楽しめるものにしていただきたいと切に願います。
1期生橋本奈々未さん以来久々に推しを決めて神宮に参戦しました。
ミーグリでこの集合写真を見せたら、涙ぐんで喜んでくれました…