乃木坂46桜井玲香さんの卒業ライブが2019年9月1日神宮球場で行われました。
私は玲香のラストライブを目撃したいと、2日目は現地に、3日目の卒コンはライブビューイングで参戦しました。神宮は3年ぶりでした。
まず、セットリストは前日までのものとさほど大きく変化はなく、まずはこれも玲香らしいなと感じました。
つまり、自分の卒業を特別なものにはしたくない、これからも続く乃木坂の通過点の1日であるということ。
さらにこの神宮3日間のセットリスト自体が玲香を含む乃木坂メンバーにとって今のベストであり、さらに今後の乃木坂を託すメンバーへのメッセージなのではないかなと思いました。
玲香との思い出は。。。
初期の乃木坂では全握などでほぼ全員と握手をしたりすることは難しくはありませんでした。
そして、メンバーも、どのファンがどのメンバーの推しであることは良く分かっていたとおもいます。
玲香と握手に行くと必ず奈々未さんの話になりましたし、「ななみんをよろしくね」という言葉もよくかけられた思い出があります。
そんな中で2012年秋のある時に事件が起きました。
京都の大学祭に乃木坂が出演したときに、いわゆるモッシュのような危険行為があり、そのことが複数のメンバーのブログであげられて注意喚起が行われたのです。(私は前日の学園祭には参戦していました)
その事件のメンバーの中に当時奈々未さんをかなりガチで推している女の子(当時高校生)がいたのです。その子は橋本奈々未生誕委員でもあり、とても元気は女の子であったため、恐らく当時乃木坂メンバー全員から認知を受けているようないわゆる、目立つヲタクでした。
私は生誕委員長として、こういう厄介行為は厳禁であると委員には伝えていたのでとてもショックを受けました。
そして、事件を起こした本人にはかなり説教的な電話をかけて、その後玲香を含むブログで注意喚起されたメンバーには個別握手券を取り一緒に謝罪に行きました。
玲香はもちろんその女の子のことはよく知っていて名前認知していました。
そして、泣きながら謝罪した女の子にとても優しく接してくれました。そして他のメンバーにも謝罪に来たことを聞いているし、いつも一生懸命乃木坂を応援してくれていることに感謝の言葉をかけてくれたのでした。
この時のエピソードは玲香がキャプテンとして、いろんなメンバーの握手会のことをちゃんと気にしてくれている、サポートしてくれている、玲香らしい懐の深い接し方で、と感じた出来事でした。そしてまだ正式にキャプテンに就任してからさほどの年月が経っているわけではないですが、近い将来素晴らしいキャプテンに成長する、人間としての成長を遂げる素質があるなと強く感じた瞬間でした。
秋元さんがなぜ玲香をキャプテンにしたのか。。。。
当時はポンコツなどと呼ばれやや批判的にみる人もいたのかもしれません。
私はこう解釈しています。
玲香の持っているキャプテンの資質を見抜くというよりも、キャプテンという役職、役割を与えた時に大きく成長できる可能性がある。つまりその役割にちゃんと適応できる素質を見抜いていたのではないかと。。。
それは、初期の生駒さんにも同じ理由でセンターの役割を与えたのかなと感じています。
もう一つのエピソードは「16人のプリンシパル」1回目2回目の時です。
玲香は1回目のプリンシパルでは暫定キャプテンという肩書きの中で、オーディション形式の舞台にとても苦労をしていました。もちろん玲香だけではありません。1期生に初期の一番過酷な仕事を上げてくださいと聞いたらかなりのメンバーが1回目のプリンシパルを挙げるのではないかと思います。
元々ダンスが好きだった玲香は1分間自己紹介の中でダンスを交えたり、時には父親と相談して決めた内容を披露しました。暖かい家族のサポートの中でアイドル活動をしているのだなと感じた瞬間でしたし、とても印象に残っています。
2回目のプリンシパルは乃木坂にとっての凄く大切な舞台になったと思います。
オーディションは役柄に立候補して、その役を争うという内容に変わっていました。
玲香を含めて、将来の目標に女優やミュージカルなどを考えるようになったメンバーにとって、役の多彩さや、難易度がさまざまありチャレンジングは舞台でした。
そして玲香は難しい役に果敢に挑戦し、「いつみ」という役柄ではとても怖くてヒステリックな難しい役柄をやりきりました。その本気の取り組み方や、役への入れ込みは将来女優を目指すのかなと予感させるには十分なパフォーマンスでした。
そして、その後のいわゆる外仕事の中での玲香の女優の仕事のクオリティと取り組み姿勢は継続しているのは言うまでもありません。
私は個人的には2014年のSET(スーパーエキセントリックシアター)の三宅裕司さんの芝居でみた玲香の演技と歌声がとても印象に残っています。
最後に。。。
キャプテンとしての玲香はいつも重圧の中で苦しんでいたはずです。
初期の握手券の売れ行きも正直あまり良くなかったことも苦しかったはずです。
AKBの公式ライバル。
この言葉の重圧の中でAKBを超えることが目標だった乃木坂。
8年経っても恐らく玲香はAKBを超えたとは思っていなでしょう。
なぜならば、AKBには永遠の感謝とリスペクトの気持ちがあるから。
その気持ちは卒コンのアンコールセトリの「会いたかったかもしれない」で示しました。
でも、玲香の中での8年間は振り返れば本当に充実していたはずです。
そして、これからはグループという枠を外れて、キャプテンとしての重圧から解き放たれていよいよ個人活動で結果を出す時です。
8年間キャプテンをやりきった玲香。2度のレコ大、ドームライブ、海外公演。
これ以上望む必要のないような結果を出してきました。
今度は桜井玲香という一人の女性と向き合い、自分を超える戦いのスタートです。
8年間のキャプテンをやりきったことが玲香の財産であり、これからの人生に必ず大きなものになるはずです。
名キャプテンに成長して卒業していく玲香にこれからも陰ながらエールを送り続けます。
「努力・感謝・笑顔」
良いお仕事を続けてください!
またふらっとお芝居を見に行きます!