乃木坂がデビューしてもうすぐ3年になります。

12月12日~14日にはクリスマスライブ、アンダーライブが有明コロシアムで行われます。

デビューの頃は専用劇場は持たずライブをほとんど行わない握手会アイドルと揶揄されていました。

現在発売されている10thシングル「何度目の青空か?」では7回の個別握手会と1回の全国握手会が予定されています。

これほど、握手会というものにこだわり、徹底的に行っているアイドルグループは珍しいと思います。

42名のメンバーで55万枚近くを売るまでに至った乃木坂の握手会とは何なのでしょうか?  

握手会は今やアイドルグループであれば当たり前のプロモーション手法ですが、中身や持ち時間、物販やその他のイベントなど様々です。

乃木坂はデビュー当時からかなり握手会を重視していたグループだと思います。 それは、ズバリCDの売上に直結することをよく知っていたからでしょう。

4万人のオーディションで選ばれた、アイドルらしくない素人のメンバーに他のアイドルグループにはない持ち味で握手を行う。

と、言っても何か魔法の釣り技があるわけではありません。  

メンバー一人一人がキャラクターを活かして、ファンに誠心誠意接すること。

当たり前の事ですが、それを徹底的に実践し、あるいは恐らく、「そんなバカな」という曲のPVにパロディーで登場するような、握手指導などの結果ではないかと推察します。

神対応、という言葉がありますが、乃木坂メンバーの握手の神対応率はかなり高いのではないでしょうか。


さらに乃木坂握手会の名物といえば生誕祭です。 おそらく様々なところで行われている生誕祭の中でも、握手会イベントとしてこれほどまでに徹底してファンからの企画を反映させながら実施しているグループは稀だと思います。

また、そのクオリティも年々非常に高くなってきており、おそらく秋元傘下のグループでも握手会での生誕祭というイベントは異彩を放っていると思います。

ファンにとっては握手会場での楽しみとして定着していると思います。

2015年.乃木坂はさらに新しいチャレンジをしていくと思います。  

それは、ライブのクオリティを高くしていくこと。初めてのアルバムも発売されます。

当たり前のことですが、握手会アイドルとして売上再重視で成長してきた乃木坂には大きなチャンレンジです 。

そしてこれは、アンダーライブという非選抜だけのライブで既に兆候が現れています。

「もう握手会アイドルとは言わせない!」 とでも言いたいような、大量の汗をかくライブがそこにはあります。

誤解を恐れずに言えば、既に選抜組のライブパフォーマンスを超えていると断言できます。  

そして、「16人のプリンシパル」に代表される演技ができるアイドル。

  握手、ライブ、演技、そして業界トップクラスの容姿レベルを生かしたモデル活動など。  

乃木坂が目指すハイブリッドな要素は、これからもアイドル業界に少なからず影響を持っていくと思います、  

その全てのベースにあるものが、握手会なのだと思います。

彼女たちはここで、ファンに真正面から接し、時に叱咤され、自分のキャラに合ったアイドルとしてのあるべき姿を模索しているからです。

もちろん握手に正解や模範はありませせん。  

なぜならば握手会は意外に深いスキルと人間性、その時の感情を試される場であるからです。    

乃木坂躍進の原動力はここにあります。

追伸 

ヲタク仲間から写真にある「乃木坂46 握手会へ行こう」という本をいただきました。

色眼鏡なしに、ひと通り読ませていただきました。 握手会初心者向けだけではなく、あまり行ったことのないメンバーに握手に行くときには非常に参考になると思いました。

こういう本が運営以外から出版されることも、乃木坂の今の人気と、握手会に賭ける意気込みを感じることができます。