乃木坂46が紅白内定したという知らせが入りました。

近年の紅白離れとは言え、未だに芸能界における紅白の価値というのは計り知れない効果を持っています。

まして、出場するメンバーにとっては一生の記念になる大きなイベントと言っても過言ではないでしょう。 特に地方出身メンバーにとっては、全国ネット、視聴率30%を超えるオバケ番組のインパクトは、例えば地元アスリートがオリンピックに出場するようなものかも知れません。  

乃木坂は紅白後、2015年どうなっていくのでしょうか?

  2015年は秋元傘下のグループにとってはAKB48、10周年のメモリアルイヤーになります。

2005年12月8日の真珠湾攻撃の日、AKBは始まりました。

秋葉原の地下アイドルとしての出発時点では、劇場に7名しかお客がいなかったこともあるような存在でした。

そこから10年。
AKBにとってのある種の頂点は2010~12年と言ってもよいのではないでしょうか。 ミリオンを連発し、ダブルミリオンにも手が届くモンスターグループになって行った3年間でした。 前田敦子、大島優子、篠田麻里子などのいわゆる強メンが絶頂期にあり、グループ全体を牽引していました。

その中で、SKE,NMB,HKT、そして乃木坂も2011年に始まりました。

  このブログでは何回も書いてきましたが、乃木坂はなぜ生まれたのか。。。

それは、偶然というよりも、大人の事情による必然からのスタートでした。

AKBの公式ライバル。。。

2011年時点でこのキャッチフレーズを正式に使えるグループはありませんでした。 AKBがあまりにも大きな存在になっていたから。

2012年のAKBリクエストアワーで「ぐるぐるカーテン」をサプライズ初披露した時のことは今でも忘れられません。

それは、乃木坂はAKBグループの一員であることを示唆し、公式ライバルとして、超えなければならないものがあります、と宣言した、いや、させられた瞬間でした。  

センター生駒はその宣言がいかに途方もなく、大きすぎる存在であることを知っていました。 それでも、彼女は涙をこらえてその宣言をしたのです。  

あれから3年。乃木坂は急成長をしてきました。 10枚目のシングルは55万枚に迫っています。

42名のメンバーでこの数字を叩き出すことがいかに凄いことなのかは誰もが知っています。

同時にこれからはAKBグループの中でも追われる立場になっていきます。  

2015年、乃木坂は恐らく更に進化をし、大きくなっていくと思います。

しかし、それは、2012年のリクアワで宣言したこと以上に大きな大きなプレッシャーと責任を背負っていくことにもなります。  

アイドルグループが長期間人気を継続する難しさは、過去の事例を見ても明らかです。


いつか2015年を振り返った時、あの時が頂点だったな、と感じるのか、それとも、通過点の1年に過ぎないと感じるのか。。。  

乃木坂がいわゆるハイブリッドアイドルとして、今までにないカラーと持ち味で、新しいアイドルの領域を開拓していければ、それは見えてくるのではないでしょうか。

追記

乃木坂紅白は残念ながら落選になりました。
AKB の公式ライバルとして始まった乃木坂です。
来年は追いつき追い越す事ができれば、紅白出られるかもしれませんね。

そのために何が必要なのか、ファンやメンバー、運営も断固たる決意で真剣に考えて行かなければなりません…