アイドルと言う仕事について良く考えます。

最近は乃木坂の出来事がありました。
今日は元ハロプロの矢口真里の復帰番組がありました。

一見全く違う出来事のようですが、根っこにあるものは同じ気がします。

アイドル、と言っても、いわゆる地下アイドルと地上アイドルとは全く待遇がちがいます。

かつて、AKB もももクロも、列記とした地下アイドルでした。
そこでは、今も毎日ライブを開催しながら頑張っている地下アイドルとなんら変わらない活動がありました。

2010年。
AKB は長い地下アイドルから、ブレークしていく大切な年だったと思います。
10月には葛西臨海公園で秋祭りが行われました。メンバーによるカラオケコンテストや、トーク、ライブと盛り沢山なイベントでした。
プログラムの一つに11期生お披露目がありました。川栄里奈、小島菜月に混じって、豊田早姫もそこにいました。

その2週間後10/23に豊田早姫はAKB研究生 を辞退します。
当時のAKB は人気爆発と共に、規律を非常に厳しくしていた頃でした。
特に研究生は定期的にセレクションと呼ばれる審査があり、素行が悪い、パフォーマンスが伸びないメンバーは容赦なく辞退に追い込まれました。
豊田早姫も昔のプリクラが流失し、辞退したと記憶しています。
今のAKB グループ、関連グループで起きている事から考えると厳しすぎる判断が行われていました。

そして彼女は1年後の2011年11月には、新しい地下アイドルパワースポットのリーダーとしてリスタートしました。

2012年。たまたま行った代々木公園のイベントには、地下アイドルとしては、突出したメンバーがキラキラしてライブを行っていました。それが豊田早姫でした。

その後、ハロウィンイベント、TIF などを通じ経験を積みパワースポットは豊田早姫がリーダーとして牽引しながら着実に力をつけてきました。
現在ライブで歌われている、パワーミュージック、と言う曲は、メジャーでも十分勝負できるクオリティとメンバーのパフォーマンスだと断言できます。

http://youtu.be/UVgeVpkpQ4g


2014年10月22日。
豊田早姫はアイドルを卒業しました。
それは4年前にAKB を辞退した日。
あえてこの日を選んだのではないでしょうか。
次のリスタートのために…

卒業ライブでは、自分のアイドル生活を総括する長い長い手紙が本人から読まれました。
また、母親からはサプライズで、ビテオを使った手紙が披露されました。

私が経験してきたどのアイドルの卒業イベント、例えば大島優子などよりも感動的であり、清々しいものでした。
素晴らしいファンと家族に恵まれました。

アイドルとは…

言うまでもなくファンに夢と希望、あるいは擬似的な恋心をもたせてくれる職業。

だからこそ、我慢をしなければいけないこと、ストレスは一般人には考えられないほどあると思います。

くやしさと涙の連続。
それでも自分を推してくれるファンがいるから、成功したアイドルのような夢を追いかけられるから、人生の大切な一瞬の時を捧げられるのかもしれません。

いつかは、アイドルの時は終わります。
ある人は芸能人として継続して活動します。
しかし、ほとんどのアイドルは、終わりが始まりです。

豊田早姫さんは、21才で4年間のアイドル生活に終止符をうち、新しい目標である看護士に挑戦するそうです。

その決断と勇気は、今活動をしているアイドル全員に伝えたいメッセージだと感じました…



P.S. 大して推せなくてごめんなさいm(__)m

さよならの代わりに、本当にありがとう♪