2014年2月22日横浜アリーナで乃木坂46のライブがありました。

ファーストシングルデビュー2周年の記念日であり、結成2年半での横浜アリーナライブでした。
これは、公式ライバルAKB48の4年での到達を大きく上回るペースでの開催でした。
しかもこの日のライブチケットは応募が殺到し、古いファンでも入手困難なプラチナチケットにな
りました。
13000人のキャパのライブ会場でこれほどの倍率と人気にチケットになったことは、乃木坂の現在の人気が本物である証であり、今一番勢いのあるアイドルグループを実証する現象だったと思います。

何度もこのブログでは乃木坂46を紹介し、2年間の足跡と現在の置かれている立場をファン目線で書いてきました。アイドル業界が現在転換期にある中で、乃木坂が非常にユニークな動きと成長を遂げて来たからです。

AKBの公式ライバル。。。
この言葉、キャッチフレーズの裏には様々な思惑が潜んでいます。
AKBはかつてソニーの傘下のデフスターでCDを出していました。その後キングレコードに移籍後にブレークを迎え、その後数々のアイドルの記録を作るようなモンスターグループになっていきました。
よく、ファン同士で話すことがある、たられば話があります。
もしも、AKBがデフスター、ソニーに在籍し続けていたら、乃木坂は生まれなかった。。
これは、紛れもない事実であり、その無念がソニーにあるからこそ、今の乃木坂があると言っても過言ではありません。だから、ソニーにとって乃木坂は特別な思い入れのあるグループであり、結成当時から成功することを義務付けられた、いわば社運を賭けたプロジェクトであったのだと思います。
その意気込みは、デビュー前から、TV番組を持ち、デビューシングルは大手お菓子会社のスポンサーが付いて始まったことに表れていました。
そして、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」は、2012年2月22日に発売になりました。そのお披露目はAKB48のリクエストアワーセットリストベスト100の初日冒頭の「圏外」としての、異例の扱いでした。このことは、その後のメンバー、ファンの間に大きな爪痕を残すことになります。

乃木坂はAKB48グループなのか?
今でもネット上でファンから、喧々諤々の議論を呼んでおり、お互いのファンから、ある種の嫌悪感を持たれていることも事実です。
しかし、そのエネルギーこそが、乃木坂の推進力と言っても良いのだと思います。
いきなり、モンスターアイドルの公式ライバルという肩書を付けられたグループは、その後、AKBや、ももクロ、ハロプロなども横目で見ながら独自の進化をし、急成長を遂げてきました。常に念頭にあったのは、AKBの公式ライバル、という肩書です。メンバーにとっても、ファンにとっても、、もちろん運営にとっても避けて通れないこと。ある種のコンプレックスと、高い目標設定こそが、乃木坂の成長を支えてきたのだと思います。

2013年2月22日幕張で、9000人を集めて行われた1周年ライブは、今回初めてのライブDVDになりました。ファンの間では、神ライブと伝説化されています。それは、全曲ライブを生歌を交えながらやり切ったからだと思います。

そして、2014年2月22日横浜アリーナで、2周年ライブは、やはり全曲ライブという形で行われました。20分の休憩を交えた5時間ライブ。1つのアイドルグループとして、これほど長い時間のライブを行ったことがあるのでしょうか?

前置きがいつもの通りとても長くなりましたが、ここから横浜アリーナライブのレポを書きます。

5時間ライブの感想は。。。

単なるライブではありませんでした。
いままで、CDで発表した42曲を全て、オリジナルに限りなく近い形で、再現しようとする意図がありました。衣装もメンバーも振り付けもです。

それでは、現時点でこういうライブをする意味は何なのか?

今までの総決算をここできっちりと行い、これからのさらなる成長を目指しているという強い気概に感じました。
「今日は古いファンも、新しいファンも、私たちの今までの全てを観てください!」とでも言いたいようでした。それは、途中のMCにも表れていました。TVでの露出の多いメンバーはもちろんですが、普段露出の少ないアンダーメンバー、2期生にもしゃべる機会を作りました。42曲もやるライブとしては、考えられない尺の取り方だなと感じました。そこにはやはり意図があったのだと思います。どんなにライブが長くなっても、グタグタなMCになってもいい。今日は全てのメンバーをしっかり確認し、全てのメンバーにお祝いをして欲しかったのかもしれません。
そして、全てのメンバーの更なる成長こそが、これからの乃木坂の目指す大きな目標に近づく戦略なのではないでしょうか。

今回のこの5時間ライブは、恐らく今後の乃木坂では、新しい伝説となり、このライブ以前、以降で語られる時代が来る。そんな予感のするような、言わば、決意表明をするような。決起ライブだったのだと思います。

簡単に良かったところ、残念だったところを挙げておきます:

良かったところ:

1.5時間42曲披露はもう何も言うことはなし。その意気込みに敬意を表します
2.360度ステージは、広い横浜アリーナを効果的に使うことができ、何よりどこで観ていたファにも観やすく、楽しめる機会を与えてくれた
3.センターステージの豪華さや、大型モニターの設置、電飾や、レーザーを効果的に使った演出は1回のライブとしては異例のこと。非常に贅沢な効果演出でした
4.生歌をところどころで使いながら、ライブ感を重視した演出があった。どんなにキツイ歌になっても、ファンにとっては、その場所でしか聞けない生歌のライブは思い出に残るし、何より、その日のメンバーの感情をダイレクトに伝えてくれるので、感動を生んでいた。
5.42曲披露の流れは心配したが、思ったよりも、進行はスムーズで、5時間という時間を感じさせないライブであった

残念だったところ:

1.MCの時間をたくさん作ったので、メンバーひとりひとりが、もっと準備した内容をしゃべって欲しかった。このライブでしか言えないこと、思いを伝えてくれたなら、もっと良かったのだと思う

2.やはりMCですが、つまらないお笑いでネタをするよりは、真面目なMCをもっと聞きたいと思った。全体のMCに裂いた時間はかなりあるので、工夫と、コンセプトをはっきりとしてほしかった

3.360度ステージの使い方はもう少し工夫があれば、もっとファンとの距離を短くできたののではないかと思った

4.このライブコンセプトでは仕方ないが、2期生をもっと露出して使う機会を作ってほしかった


以上です。

最後に。。。

2014年2015年。乃木坂にはさらなる大きな変化が起きるのではないかと予想しています。
それは、デビュー2年でいよいよ現実的になってきた、公式ライバルとしての存在感です。
乃木坂がAKB48グループであるかどうか。それは大した問題ではありません。
それ以上に、これからのアイドル業界で乃木坂が持っている独自の可能性、オリジナリティが、ライバルにふさわしい存在になれば良いのです。
3回目のプリンシパル公演も発表されました。この公演は、乃木坂成長の原動力になっていることは間違いないし、メンバーのメンタルやパフォーマンスの成長にも多大な影響力を持っています。

2014年~2015年の乃木坂は今まで以上にユニークなアイドルグループに成長し、アイドル業界で大きな大きな存在になってくれることを心より願っています。


最後に下記のライブセトリの中にそれぞれの曲への思いを書いておきます!


2014年2月22日(土)神奈川県 横浜アリーナ セットリスト
SE. Overture
隠れた名曲ですね!Overtureのカッコよさは他のどのアイドルに負けません!
01. ぐるぐるカーテン
60~70のモータウンポップスをベースにしたミドルテンポの名曲は、やはり乃木坂の始まりの曲であり、一番乃木坂らしい曲ですね
02. 会いたかったかもしれない
公式ライバルとして、歌うことの許された曲。マイナーアレンジはオリジナルを超えているクオリティで、今では全く違和感ないですね。MIXコールもAKBのままです!ww
03. 白い雲にのって
こういうカップリング曲が秋元氏の真骨頂ですね。何気ない曲ながら、とても気持ちよくなります
04. 失いたくないから
う~ん歌詞が深くて好きな曲ですね。
05. 左胸の勇気
Jリーグスカパーキャンペーンに使われました。メンバーのユニフォーム姿に萌え萌えキュンしたのは私だけではないはすです!キリっ
-VTR-
06. おいでシャンプー
今乃木坂の代表曲と言えばこの曲のようですね。通称芋虫ダンスはユニークですし、すぐ振りコピできるので、ファンの皆さんは是非ともライブ会場で振りコピしてください。
07. 心の薬
こういう詞にメンバーは勇気と癒しをもらうのでしょうね。。。秋元節炸裂です!
08. 偶然を言い訳にして
PVがとてもユニークですので、是非とも観てください。逆回転に撮影されているので、何か違和感を感じるかも!推しのBメロ被せコールはすっかり定着しました!
09. 水玉模様
出ました!乃木坂初のソロ曲。この日の生駒ちゃんは、しっかり生歌で18歳の今を歌い切りました。16歳の泣き虫生駒から、大きな成長を感じる曲でした。
10. 狼に口笛を
乃木坂には、カップリング、アンダー曲に名曲が多いのですが、初期ではこの曲はとても印象に残りました。ダンスの上手いアンダーメンの切れのいいダンスが観られました!
11. ハウス!
好き!好き!というコールにヲタク妄想が膨らむ楽しい曲ですね。ダンスもなかなかセクシーになっていて、萌えポイントが多い曲ですね!
-VTR-
12. 走れ!Bicycle
はい、乃木坂の撃ち曲と言えばこの曲。アップテンポのアイドルチューンでみんなの心をわしづかみにしています。全国握手会での、アンダーメン涙の発表を思い出します。悔しさはパワーに変わりました!
13. 人はなぜ走るのか
またまた、哲学的なテーマをアイドルが歌うギャップがナイスな隠れた名曲ですね
14. せっかちなかたつむり
この曲に選ばれたメンバーがどういう理由だったのかは不明です。いまやセンターになった、なあちゃんの歌が萌え~ですね!wwプリンシパルでも使われていたので、思い出がいっぱい詰まっています
15. 海流の島よ
はい、好きです。理由はありません。この曲が聴けただけでもこのライブは幸せになれました
16. 涙がまだ悲しみだった頃
名曲ですね。アイドルの曲とは思えない世界観と涙が出るほど美しいメロディはイントロが始まるだけでウルウルします。ライブでも必ず聴きたい曲です
17. 音が出ないギター
乃木坂でもこんなクールな曲あるですよ!個人的にトップ5入る曲ですね。笑わないアイドルの良さもあるんですよね~
-VTR-
18. 制服のマネキン
乃木坂が始めて振り付けでチャレンジした曲かも知れません。メッセージ性の高い曲とアップテンポチューンが目を覚まさせてくれた曲です。この曲を聴くと気合いが入るのは私だけでしょうかね?
19. 春のメロディ
はい、アンダーメン炸裂のちょっとHな振り付けがヤバいすwwwお好きな方は多いはずです
20. やさしさなら間に合ってる
渋谷ブルースと並んで、昭和歌謡チューンのユニークな曲ですね。おじさんには懐かしくて仕方ないのです。高山のために作られた曲ですね!
21. 渋谷ブルース
久々にWhite High 登場で高まりました。この曲はメインボーカルの白石、高山の他に、ギターユニット、橋本、深川のDeep Bridgeがいるのです!www ああ、一度でいいから白石さんとギター弾きながらデュエットしたい!(橋本推しですから!キリッ)
22. ここじゃないどこか
23. 指望遠鏡
個人的に最も沸く曲の一つです。ライブでは必ずやって欲しいですね!

-休憩(伊藤万理華「まりっか'17」披露)-
まりっかヲタはこの時間だけでチケット代元とりましたね!www
-VTR-
24. 君の名は希望
昨年のアイドル全体の中でレコ―ド大賞を決めるならこの曲ですね。それ位の歌の力と歌詞の内容、そして、アレンジとどれも素晴らしい神曲。亡くなった佐久間さんも認めたクオリティは本物です。欲を言えば、また、生田のピアノで、生歌で聴きたかったです。
25. ロマンティックいか焼き
はい、好きです!理由はありません。イカポーズをする振りが好きです。
26. 13日の金曜日
キャースクリームとは何か?。。。そんなことはどうでも良いのです!アンダーメンの良曲ですね。PVが可愛いので是非!
27. でこぴん
はい、大好きです!理由は橋本が出ているからですwwあとは、白石のオデコに萌えてしまうからです(小声)
28. サイコキネシスの可能性
ライブではあまりやらないですが、この曲もいいですよね。サイコキネシスはググってください!ww
29. シャキイズム
はい、大大大好きです!PVの男装はヤバいですね。一度ライブで再現して欲しいですね。
これは別のファンが付きますからwww振りの○Xが可愛いですよね!
-VTR-
30. ガールズルール
ライブで白石のMCが良かったですね。ジーンときました。去年の夏のダントツNO1のクオリティのアイドル曲でした。ここから乃木坂第2章が始まったとも言えます。
31. 他の星から
この曲の衣装は反則です。特に西野は即退場レベルの可愛さですね。
PVも良かった!
32. 扇風機
あ~~~~~~~!以上
33. コウモリよ
2バス全開のロック曲は珍しいですよね!ライブではなかなか聴けないので、今回は改めて良い曲だなと思いました。
34. 世界で一番 孤独なLover
はい、カップリングの名曲中の名曲です。しかも、このライブでは、代々木でやった、スペシャルダンスバージョンでしたね。是非別にCDとPVを取り直して欲しいです。
-VTR-
35. バレッタ
はい、未央奈のMC良かったですよ。さぞかしプレッシャーのかかったことでしょう。それに負けずに、連続選抜に入った彼女のメンタルは本物ですね。50万枚を超えたこの曲で、打倒AKBの準備はできました。武道館のように3回聴けずに1バレッタで残念でしたwww
36. 初恋の人を今でも
昭和歌謡のムード満点ですね。歌詞の内容は私のことを言われているようで(照)
37. やさしさとは
秋元氏哲学シリーズの良曲です。こういう曲からメンバーは何かを学んでいるのでしょうね。
38. 私のために 誰かのために
今回のシングルカップリングでは最も好きな曲ですね。美しいメロディラインと、説得力のある歌詞はアイドル曲とは思えません。ライブで聴けてよかった。
39. 月の大きさ
PVの印象が強すぎるので、ビジュアル的に物足りなくなってしまいますね。
曲の力は非常に高いです。
40. そんなバカな…
この曲もPVのイメージが強すぎますねwwwやっぱり乃奇坂高校と白鳥高校の対決で、一度観たいですねwww近所のアイドル好きさんももちろん登場で!www
<アンコール>
41. 人間という楽器
卒業生の登場はほっこりしました。みんな乃木坂を支えてくれた大切な仲間ですね。
これからもいつでも帰って来てほしいです!
42. 乃木坂の詩
最後はやはりこの曲ですね!
オリジナルの振りから少し変わってしまったのは残念ですが、桜井キャプテンのしごきに耐えた思い出は永遠です!