夜8時。


財布の中身をみると、1万円しか入っていませんでした。


この金額で行ける場所は一つしかありませんので、迷う事なく向かいます。


最寄り駅に到着。


来た道を戻るかのように、線路沿いを歩くこと5分。


利用客と思しき若者3人組とニアミス。


駅に向かう道すがら、お遊びについて語り合っている様子でした。


駐車場を通り過ぎたら入口はすぐそば。


駅からのアクセスは抜群、「気づいたら新地に着いてた」レベルで近いです。


今回の狙いは"空いている旅館"。


他に利用客が居たり、それらしき靴が見えたらスルーしていきます。


しかし、意外と賑わっている信太山。


気づけば銀猫のエリアへ・・・


「となると、ここか」


結果的に、初訪問となる旅館に入りました。


呼び込みは2人、客は私1人。


数的不利。笑


「サービス良ければ・・・お任せします」


若い方が良い?、他に希望ある?、普段行われるやりとりが無い!


「これは・・・」


8500円をお支払い。


覚悟を決めて2階に上がり、案内された部屋へ。


小さめのカラオケ部屋にウォーターサーバー。


これは嬉しい!


お水を頂いてから、シャワーを浴びていると女の子が到着。


シャワー中にノックされると焦りますね。


今回のお相手は、少し派手目なお姉さん。


30半ばくらいでしょうか、見た目に反して柔和な雰囲気で、人当たりはとても良いです。


「おっ」


開始5秒、お相手の胸元と太ももにタトゥーが・・・


事前に伝えておけば良かったかも。


それにしても、仰向けから見上げるタトゥーはなかなか迫力がありますね。


(この業界って、タトゥーあると不利よなぁ)


心の声が漏れそうになりましたが、プレイ自体は密着度高めで、会話の挟み方や雰囲気は良かったです。


ちなみに15分ずっと受け身でした。ここは好みが分かれるでしょうね。


「フィニッシュ出来ないまま終わる人も結構いるんよ」


「少しくらいならゆっくりしても大丈夫よ」


空いている旅館だと回転が無い分、部屋でゆっくり出来たりしますが、こういった声掛けは嬉しいですね。


このゆるい雰囲気、新地らしくて好きです。


さぁ、あとは帰るだけ。


キリ良く終われた安堵感を共有して、順番にシャワーを浴び、新地を後にしました。


「腹減ったなぁ・・・」


財布の中身は1500円。


「信太山のお釣りでメシを食らうのは俺だけじゃないはず・・・」


そんな事を考えながら、思い出とご飯を噛み締めて、1日を締めくくりました。