自我(エゴ)を退治すれば自分の心を失う

スサノオの心を読み解く日本神話からのメッセージ

～アシタカの生きる姿勢にみる自由に自分らしく生きるヒント～

※今月出版予定のkindle本を、毎日朝７：３０に更新しています。

※３分程度で読めます

退治すれば自分の心を失う

私たちは、何かを退治することにばかり気を取られています。そんなときこそ多くの過ちを犯し、大切な人を失ってしまいます。

きっと誰もが悪に染まり切れていない聖なる龍です。だから後悔したり反省したり悩んだりすると思います。
しかし、悲しいことに最も大切な自分を否定し心を傷つけ、退治（そう見える）しようとする人がいます。
やめた方がいい。
最後はかけがえの無いものを失います。
あなたの中にある美しい心です。

オロチ退治後は「隠居生活」

オロチ退治後、表舞台から姿を隠し、隠居したスサノオです。現在では強さの象徴として厄払いのご利益がある一方で、農業・穀物の豊穣を願う神様でもあります。隠居したスサノオは、案外「花咲じいさん」のように穏やかな神様になったかもしれませんね。

ひとの物語を紹介してこの章の大筋を締めくくります。
スサノオは、隠居した土地にやってきた心優しき大国主に弓矢と太刀を授けました。
大国主はスサノオに「この弓矢と大刀を用いて国造りせよ」と命じられます。

生きることに真っすぐで、
命の尊さを知っているスサノオは、すべてを大国主に引き継ぎました。

皆さまにも、幸せと成長の花が咲き乱れますよう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
★★★★★続きは明日になります★★★★★