身から出た錆びた龍～真我とエゴ～

スサノオの心を読み解く日本神話からのメッセージ

～アシタカの生きる姿勢にみる自由に自分らしく生きるヒント～

※今月出版予定のkindle本を、毎日朝７：３０に更新しています。

※３分程度で読めます

身から出た錆びた龍～真我とエゴ～

オロチが悪にみえたワケは、身から出た錆びかもしれません。
私たちと同じです。本来の私・あなた・魂は、太陽のように輝いています。しかし、エゴやこだわり・執着によって曇ってしまいます。オロチ自身が錆びてしまった龍で、見た目が邪悪に見えていたかもしれません。
もしくは、スサノオは先の失態もあり汚名返上という想いで目が曇っていた可能性もありますね。

この教訓からの学びは「悪だと思っていても悪とは簡単に決めつけられない」ということです。

悪に見える理由は見る者の眼と心が曇っている、もしくは「悪」としてその者が振舞っているだけかもしれません。

「悪」と思っている者を退治しても、この世から争いは消えません。争いの果てには命そのものさえ消えてしまいます。

「目には目を」では、すべての目がなくなってしまいます。

だからこそ、悪に見える者でさえも「共に生きる」ことが大切なのではないでしょうか。これは、まさにアシタカの心です。
共に生きる。

聖なる龍の体内から出た聖剣は奉納され、今でも大切に扱われています。

退治すれば自分の心を失う

私たちは、何かを退治することにばかり気を取られています。そんなときこそ多くの過ちを犯し、大切な人を失ってしまいます。

きっと誰もが悪に染まり切れていない聖なる龍です。だから後悔したり反省したり悩んだりすると思います。
しかし、悲しいことに最も大切な自分を否定し心を傷つけ、退治（そう見える）しようとする人がいます。
やめた方がいい。
最後はかけがえの無いものを失います。
あなたの中にある美しい心です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
★★★★★続きは明日になります★★★★★