去年、西日本豪雨災害のボランティアでお世話になった総社市の片岡市長のツイートがプチ炎上していることに気づいたある日。
何かと思ったら、台風19号の被災地に送る支援物資の中に『古着』と書かれた段ボールがあり、それを見た人から「ゴミ(古着)なんて送られても迷惑」と言った内容のリプが付き、それに対し、片岡市長が感情的に返したツイートが発端になっているようだった。

そして、その反論したツイートだけが拡散されて「被災地へ古着を送るように呼びかけてるけしからん市長」と言う間違った内容で広がっていった。と言う流れと言う感じ。

市長の説明不足、言葉足らずから起こったようなものではあるから、ある程度の誤解と炎上は仕方ないと思いつつも拡散されたツイートではじめて片岡市長を知った人からのリプが「前後のツイート読めよww」と突っ込みたくなるようなものばかりで、見ていて凄いモヤモヤした。

「被災した事ないから、古着が役に立つはずなんて言えるんだ!!!古着は迷惑です!!!私は、阪神淡路大震災(東日本大震災)の時に経験したから知ってます!!!」

みたいなリプを送る人が一定数居て、それについては

「総社市は、去年の西日本豪雨の時に被災してるし、その時に『古着は役に立った』って経験してるんだってー!!!」

とツッコみたくなった(実際、ツッコミもした。そして相手の人が良い人だった←余談)

まぁ、拡散されたツイートからは分からないのは仕方ない。
だけども、総社市から送られる「古着」は前提条件として
「総社市に届いた支援物資としての古着は、職員やボランティアによって、点検および仕分けされており、被災地の自治体から事前にニーズを確認し、マッチングしたものを送る」
と言う作業を経ているから、批判している人たちが懸念するような「ゴミに等しいものが送られる」ことはない。

床下床上浸水したお家での修復作業は、本当に泥だらけ砂埃まみれになるから、新品よりも古着の方が有難いと言う現地の人のコメントも多数付いていた。

だけど、それを読まずに上から目線で市長に意見する人が本当に多いw

もちろん、片岡市長のやり方が絶対的に正しいって事はないだろう。
総社フリマは、開催するのに便利な場所(広いガレージ)があったから可能だったとか、市の規模的にちょうど良かったとか、総社市だからこそ成功したって部分は大いにあったと思う。そして、実施した事で発覚した問題点も勿論あっただろう。
成功したのは、市役所の職員さんが、過労レベルで奮闘してくれたおかげとかもあると思う。
まだまだ、ブラッシュアップが必要な段階だって言うのは事実ではある。

しかし、ツッコミが

‪・古着より金送るべき‬
→既に送っている(現在も募っている)

・古着より生活必需品を送るべき
→既に送っている

・向こうに仕分けの負担をかけさせないよう、総社市で仕分けをやってから送るべき
→既にそうしている

・相手の要請があってから送るべき
→既にそうしている

・アマゾンの欲しいものリストを活用すれば良いっすよー。
→去年の被災の際から既に活用している

という感じで、ツッコむ内容が二歩も三歩も遅れてる。
誰かのツイートにあったけど「市長に物申してる人たちの『僕/私の思う災害支援のアイディア』が、ことごとく市長が既に行なっている事なのがギャグのよう」状態。

私がモヤモヤしてる理由は、多分そこにある。

痛烈に突っ込む人の突っ込む内容の段階が、既に片岡市長がやってる活動からすると

(そこはクリアしてるんだよぉぉぉ)

と言う感じなのだ。そこじゃない。突っ込む内容はそこじゃないんだ。

じゃあ、なんだ?

と問われると、それは、これから発生するんだ。としか言いようが無い。申し訳ないが…。

ただ、とりあえず今言えることは、まだまだ一部では批判したい人の攻撃は続いてるし、流れてきたツイートを今知って新たな批判リプ飛ばす人は発生してる。

とりあえず、そう言うツイートが流れてきても軽率に「さぁ、皆さん!!!古着を被災地にどんどん贈りましょう\(^o^)/」と言ってる人ではない事を知って欲しい。

いじょ