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2010.4.20(tue)さよならバス

那覇のバスターミナルを目指し早くも強い日差しの中を歩く。10:27発の名護行きに乗り込み、気がつくとウトウトしていた。90分ほどバスに揺られ着いた名護のバスターミナルは期待していた雰囲気を持っている。予定ではここからさらにバスに乗るつもりだったが待ち時間がけっこうありそうだ。バスの沿線を北上しながらちょうどいいあたりで乗ればいいと歩きだした。左手に海を置いて右に大きく湾曲した道をひたすら歩く。住宅の多い路地が入り組むあたりを抜け、再び左手に海を見る。右手には削られた山。遠くにようやく目指すあたりが見えてきた。もうバスのことなど頭から離れている。歩いていこう。それからしばらく歩いて青い看板の13kmの文字を見て一瞬大人の考えが浮かんで車なら15分の距離かぁ。すでにここまで30分は歩いている。小学校の遠足を思い出す。歩けど歩けど近づかない家路。歩くのをやめたくなるけどそうはいかないから足を前に出し続ける。 - その感覚が出てきてむしろ歓迎した。バス代にして¥780それをやめて多少躍起になってもいたけど日焼けはじめた両腕とすでにパンパンの両足により深くこの旅を刻みたくて歩く歩く歩く。平日といえど3台に1台はレンタカーが横を通り過ぎる。うちなんちゅはもちろんのこと、内地からの観光客だってだれも歩いていない真昼の炎天下。南中した太陽を避けるすべの無い58号沿いを行く僕に物珍しそうな視線を向けてくる。きっと右手親指でも立てれば誰かが拾ってくれたのだろう。すさがに歩きつかれたがいよいよあの橋が見えた。乗るつもりだったバスの何本かあとのバスが横を通り過ぎる。作りかけた右手の親指をしまって汗をぬぐってまた歩く。

しばらくして橋を渡るころには風がもうほんとにすばらしくて、思わず深呼吸をした。島内をしばらく進み右に折れるとしばらくして不安になったころ宿を見つける。敷地内に入るなり飼い犬に歓迎のあま噛みをされるも犬下手(犬が嫌いなのではなくて犬が僕を嫌う)な僕は面食らったのを隠して宿の主人にあいさつをして部屋へ案内してもらう。ちょうどいい部屋。気取らず、過不足なく、のんびりできそうだ。散々かいた汗をシャワーで流し、ベッドに横たわるといつの間にか眠っていた。まだ外も明るい18:00すぎに目が覚め体を起こそうとするとあちこちがダルく苦労する。3時間以上も歩いたのだから無理もない。

2010.4.19(mon)②

車をなくした途端、見えてくる景色は変わる。1200円の宿に荷物を置き街へ出る。あちこちをうろうろ歩きまわって沖縄感度を高める。
ふと土産もの屋の店先で昨日結婚式の受付を共に担当した新婦側の友人二人とばったり会う。すでに夕方ではあったけど今日のだいぶ遅い便で帰るという二人はガツガツした旅よりノープランでゆっくりを選ぶスタイルで半うちなんちゅ(気取り)の僕は一時間あまりを散歩がてらあれこれつれまわす。ブルーシールでphoto。二人を見送り夜の匂い高まる街へ入り込む。

テディの店でマリブコーク。ネパール人の20歳のRAJ(ラズ)とカタコト日本語vsつたない英語で会話。。テディが母国ペルーのマチュピチュの写真が壁紙のマックを何やらつついてスペイン語で書かれた格言(みたいなもの)を訳して教えてくれる。ひとつこちらに響いたものは長くなるから書かないけど「動き続けなきゃ」と思わせてくれた。
ダーツ勝負はもっぱらカウントアップか301。まるで勝てずペルーのラムで作るキューバリバーをおごるはめに。しかしこれがかなりうまい。窓の外に月曜とあってか人通りの少ない国際通りを眺め飲み干す。「じゃあそろそろ行くよ」の言葉にテディが見たこともない瓶からテキーラをワンショット出してくれ口へ運ぶ。その香りがやさしくて…
握手してハグして別れる。階段をおりてしばらく歩いてもテキーラのその香りは鼻の奥にしばらくずっとやさしくひっかかって残っていた。

2010.4.19(mon)①

ぱちぴちぱちという音で何度か目覚ましたけどそれが雨だとわかったのは一足先に起きていた友の「雨かよぅ」の一人言でだった。今日羽田に飛ぶ彼にとっては理不尽な雨だったけどもともと昨日見た今日の予報は雨だったから別にショックはないけれど、案外晴れてくれてもいいものなのに。
荷物をまとめ二人にあいさつをしてホテルを出る。近くにあると聞いていた座喜味城跡へ向かう。上がるべき細めの坂道をナビが案内してかれなかったのか、僕らが寝ぼけた耳で聞き逃したのか通りすぎる。しばらくしてそのことに気が付いてどうにか着いた城跡は過去に見た勝連や今帰仁などとはまた異なっていた。恐らくそれらより時代が新しいはずで積み上げられたひとつ一つの石がかなり正確に切られている。その後まだ首里を見たことがないという友を案内し、路地を入ったところで沖縄ソバを食す。首里城公園内のあまり知られていないのかだれもいない那覇が一望できる場所から写真を撮る。
名残惜しそうな彼をなだめるように国際通りに少し寄り道して彼を空港へ送り届ける。
僕は僕でスーツなどのもう不要な荷物を自宅へ送りレンタカーを返却する。ここからが旅の第二幕。

旅の友

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2010.4.18(sun)

閉めずにいたカーテン。すこしばかり散らかった部屋。まだ青白い光が残る6時すぎ。特別な友人の結婚式だからって感慨にふけるのはまだ早い。小さいベランダの斜め向こうの海を眺めすぐ飽きる。式場は車で5分ほど。やはりこういう場合どうしても早くついてしまうもの。チャペル目下準備中。ホテルの周辺を散策すると参列者と思しき何人かをみる。海を背にしたチャペルでの厳粛な挙式。大きな窓から海を望むレストランでの披露宴。2時間弱の休憩ののち58人乗りのバスで移動してのビーチパーリィ。脳裏に浮かんだ昔のDのエピソードと、目の前の両家のナイスなご両親、常に周囲に気を配りながらも食べる飲む新郎新婦。書きたいことは数限りないけどそれはまた。とりあえず。旅を続けます。

2010.4.17(sat)うりずん

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昨日のラムが効いたのか二日酔い。
しかしながら、昨日のゴーヤが効いたのかおさまりがいい。今回の旅の一大イベント友人の結婚式に同じく出席するもうひとりの友を空港へ迎えに行く。その前に半端に空いた時間で空港からさほど遠くない(実際は工事の関係で時間だけはかかってしまったが)道の駅の先にある海辺の公園に立ち寄る。→ま、そこがNOW
ONの写真なのだけどローカルが当たり前にたたずむ光景は見ていて和む。ここはいい。風がちょうどうりずん(気候的に最適の意)でTシャツに薄手のシャツ一枚がまさに気持ちいい。

羽田から着くという時間に空港に戻ると遅れているのか荷物がないのか当の本人が出てこない。パトカーが来てさーっと自家用車の車列がいなくなったかとおもえばパトカーが去るなりまた路駐。繰り返される日常を横目に車の窓を全開にしFM沖縄を聴くともなく聴く。

結局30分以上も待ちぼうけたけど、2年ぶりの再会ともならばおとがめできず(本当は関東が雪!?だかで風の影響もあっての出発遅れだそうだ)次から次へと話題はかわり、こういう時は男子もたいがい女子だなと思う。明日の式場にほど近い宿へと58号線を北上する。途中、ローカルなスーパーで今後のためにウコンの力を買う。あれだけウコンが当たり前の沖縄にしてウコンの力が幅をきかせているのが意外。
部屋のテラスから読谷の海を眺める。今日は長い夜になりそうだ。

2010.4.16(fri)南へ③

降り立った那覇はどんよりした夕方。宿に荷物をおき国際通りへ出る。前回出会ったナイスなお母さん二人の店へと細くて急な階段をかけあがる。ほんとかうそか覚えていてくれたらしく一年ぶりの島らっきょをつまみながら泡盛を語らい飲む。

まだ見ぬ二軒目を求め裏道を行く。が、それらしい店を発見できず通りに戻るとペルー&メキシコ料理の店が目に留まる。在沖19年目のテディが沖縄美人とサルサを踊るのを眺めつつげきうまのメキシコ産ラムを口へ運ぶ。やっぱり沖縄ではラムがうまい。サトウキビを作る土地だけあって気候風土によくあっている。松田優作を見る予定だった桜坂劇場では結局チラシ数枚をピックアップして帰る。
AM2:00気を失うように眠る。

2010.4.16(fri)南へ②

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15分遅れて機体が動きだし滑走路へ進入する。待機中のKLMとキャセイ、フィンエアーが関空を選んだことを良かったとより強く思わせてくれた。

濡れた滑走路を飛び立つとものの6分で雲を抜ける。眼下の雲は乗れそうなほど厚い。ちょうど右翼のエンジンが見える座席。雲海と呼べるほど平らなものではなく雲陸とでも呼びたくなるようなほど所々ボコボコ隆起している。

16:08高度9800m
16:35小さな空港のある島が見える。
細切れの雲は海に影を落としそれが無数の小島のよう。スーマリ3の1-4を思い出す。
16:50はるか遠くを逆方向に飛行機が通り過ぎる。
眼下の雲は雪原もしくは上白糖のようになっている。

NOW ON

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2010.4.16(fri)南へ①

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15時のフライトにしては早すぎた起床もまぁ予想通りで、7時前には家をでた。通勤もまだ始まりかけの交差点を抜け神戸を目指す。
神戸空港前から水上バスで関空へ渡る。降り立ったフロアは関空の国際ターミナル。まだ午前中ということもあり出発ロビーはそれらしい賑わいを見せていた。用もないこのフロアん端から端まで歩いて旅情を高める。15時のフライトまでゆうに4時間。もはや関空はこの旅の第1目的地であったのかも知れず、腹ごしらえの後もひたすら空港内を闊歩する。デルタかもしくはユナイテッドのパイロット3人とすれ違い思わず匂いをかいでしまう。コーヒーを飲んでいる僕の向こうではどうやらフレンチ。耳馴染みがよか、語尾が心地よい彼らの会話を盗み聞く。。。中身はもちろん理解不能でBGM代わり。同世代らしきサラリーマンは何か数字の話をしていて5億がどうのといっている。カートをおす母親の横でASIMOみたいな歩き方をして遊ぶ子供のはしゃぎ声。仕事しているのか休憩中に散歩しているのかわからない空港スタッフ。
時間潰しには事欠かない。