お弁当 | making satalaf 

お弁当

夕暮れのカーテンがどんどん下りてくるから

朝から外作業をこうもけしかけられて

日毎に街並みを変えていく。(大げさに言えば)


僕はこうしてこれまで蓄えに蓄えてきた妄想と構想との子供たちを

現場現場でこれかなあれかなと当てはめていくパズル。

向きを変えたってピースを取り替えたってどうにもはまらない日もあったかと思うが

それは昔。

中作業と外作業と業者との折衝と買出しと今後の人生おおざっぱな設計と結婚準備とを

ほぼ同時に行っている。


だれもわたしをとめることはできない。

というノンブレーキな感覚はそれでいて

恥ずかしながら労働のよろこびを感じております。

飯がうまい。ビールもうまい。がははと笑って、ぐっすり眠る。



11月の冷たい夜の風を鼻一杯に吸い込んで

いつか観た映画のエンディングテーマソングにして

口から吐き出す。


ねぇ、今夜はワインでも飲もうよ

と月が言う。