以前、冠動脈の狭窄部分を広げるステントという金具の事を書いたが、最近色々分かってきたので、
訂正も含めて書きます。
現在では、色々なステントが日本でも認可されており、選択幅が広がっている。
まず、ステントにはメタルで出来ているが、メタルのみで出来たステントBMSと薬剤をメタル表面の薄い樹脂
に染み込ませたステントDMSの2種類がある。
ステントとは、以下の写真のようなデバイスで、狭窄した血管をバルーンで広げた後血管内に留置し
血管狭窄で流れが悪くなった血流を正常状態に戻すものである。
ただし、冠動脈に異物が入るので色々と問題はある。


BMSは、広げた血管が3割程の人は再度狭窄してしまうが、この欠点を改善したのが、DMSだ。
しかし、DMSはBMSに比べ、ステント血栓症(これになるとステント内に血の固まり出きて、これが飛んで
心筋梗塞になり死亡することもある)になる確率が高いそうだ。
また、血栓症を予防するため強力な抗血小板薬を一年以上、その後は普通の抗血小板薬を一生飲まなく
てはいけない(BMSでも弱い抗血小板剤は一生飲むが)
DMSを埋め込んだあと、怪我でもしたら出血多量でやばい事になるし、何かの病気で緊急手術になっても
出来ない。
以下に示すように、BMSが良いか、DESが良いか未だ議論がある。

しかし、最近は再狭窄を避けるためDMSを使う病院が多くなってきている。
DMSも色々改良され、今私が良さそうだと感じでいるのは、アボットバスキュラー社のザイエンスとテルモ社のノボリである。
ザイエンスは、臨床データがホームページに載っているがノボリは何のデータもなし。
※以下アボットバスキュラー ザイエンスのデータ
テルモに電話して聞いてみたが、教えてくれない…
日本企業は、情報をオープンにしたがらないのか?対応に不満を感じた。患者としても、最善のデバイスを
使用したいし、医師と話をするときにも理解出来るようにしたい。
自分の体に埋め込むデバイスの情報が集められないのはもどかしい。
まあ、ともあれ、医師には最善のステントを選択してもらい埋め込んでもらいたい。