パワー半導体(※)が主力製品である
サンケン電気<6707>の
2023年3月期
第3四半期(22年10~12月)業績は
売上高:前年比35%増の573億円
経常利益:同2.4倍の89億1千万円
となりました
(※)交流を直流に変換したり電圧を下げることにより
電気を制御する半導体


【自動車・産業用が好調】
用途別では
主力の自動車向けが
前年比39%増(300億円)
と好調でした
車載半導体に対する需要は
EV(電気自動車)、自動運転向けが増加基調です

産機・民生・その他向けが
同64%増(136億円)
と大きく伸びました
データセンター向けが堅調であることに加え
業務用空調や自動生産関連製品向けが拡大しています

白物家電向けは
同8%増(139億円)
となりました
世界景気減速の影響で
中国のエアコン向けや韓国の洗濯機向けなどが
伸び悩んでいますが
新製品の販売が寄与しています


【会社予想は68%増益】
通期業績の会社予想は
売上高:前年比26%増の2220億円
経常利益:同68%増の230億円
と、11月4日に上方修正した予想が据え置かれていますが

第4四半期(23年1~3月)が
売上高:前年比26%増(587億円)
経常利益:同45%増(56億9千万円)
となれば、会社予想を達成できます

自動車、産機向けの好調持続が見込まれ
家電用も大きく悪化しないと思われることから
通期業績は会社予想を上回る可能性がある
と考えています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します