樹脂成型機械メーカー
東洋機械金属<6210>の
2022年3月期
第1四半期(21年4~6月)業績は
売上高:前年比71%増の78億8千万円
経常利益:同7億6千万円改善の4億5千万円
(前年:3億1千万円の損失)
と売上は高い伸びとなっています



【受注は2.3倍】
国内や欧州、東南アジアにおいて身近な日用品の需要が高まっていることや
中国が他の地域に対して先駆けて景気が回復したことを反映し
射出成型機の需要が拡大しました

第1四半期における
主力の射出成型機の売上高は
前年比97%増(64億2千万円)
と大きく伸びました

国内においては雑貨・容器など生活関連用品向けが増加しました
中国ではIT(情報技術)・医療関連向けの小型機が伸長しました
東南アジアでは生活用品関連の機械が拡大しました


ダイカストマシン(鋳物成型機)は
同9%増(14億6千万円)
となりました

国内が回復し、中国向けも伸長した一方
東南アジア向けが減少しました


第1四半期の受注高は
前年比2.3倍の98億7千万円
と同期間の売上高を大きく上回りました

受注は
一昨年前(20年3月期第1四半期=19年4~6月)の67億円も
大きく上回っています



【9月上期の経常利益予想は6.3億円】
会社側では
上期(21年4~9月)業績については
期初の
売上高:前年比53%増の150億円
経常利益:同11億1千万円改善の6億3千万円
(前年:4億8千万円の損失)
と予想していますが

第2四半期(7~9月)が
売上高:前年比37%増の71億2千万円
経常利益:同3億5千万円改善の1億8千万円
(前年:1億7千万円の損失)
となれば、会社予想を達成できます

生活用品関連の受注は
堅調な状況が続く見通しであるため
上期業績は会社予想を上回る公算が大きい
と判断しています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します