さて、世の中にはレディーファーストという言葉がある。
道路を歩く際に男性が車道側に立つ、
レストランでは奥側の席に女性に座って貰うのが基本、
などが代表例だろうか。
私はモテない人間なので、
車道側に回ろうとして不自然な動きになったり、
景色が良いレストランで奥と手前どちらに座って貰うか判断に迷い、
あたふたしてしまう事がある
できる限りレディーファーストは心掛けているが、
完璧な振る舞いを求める女性からすれば不合格だろう。
そんな私だが、1つだけ自然にできる動きが有る。
それが、タイトルの
エスカレーターで下に立つ
というものである。
学生時代の彼女が、何故かこの点にこだわっていて、
上に立つと毎回指摘されていたので、
一緒に居る相手の性別に依らず、
下側に立つように心がけていたところ、
動きが洗練されていったのだ。
上りであれば、少し手前で軽くスピードを緩めつつ、
必要に応じて目線と小さめの身振りで先に乗る事を促す。
一朝一夕で身につく動きでは無いだろう。
下りは自分が先に乗れば良いだけなので、難易度は下がる。
だが、最近この下りエスカレーターで気になる事がある。
頭頂部が禿げてきたのである
上りは上を見上げて居れば良いが、下りは完全に見上げる事は不可能。
精々が、体を斜めにして軽く上を見る程度である。
ただ、長年染み付いた動き故に、
無意識に下側に立ってしまうのが悲しいところだ。
婚活女性の皆様、もしエスカレーターの上側に立つ男性がいても、
あなたを蔑ろにしているのでは無く、
薄毛を気にしているだけかも知れないと考えてあげて欲しい