街のちっちゃな葬儀屋さん~歩あゆみホール

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伊丹市営斎場の目の前の式場!!

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《博益社 歩あゆみホール
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葬儀を受ける際に、死亡届の手続きを葬儀社のスタッフが代行するのですが、その際に困ることがあります。

 

当社は伊丹市の葬儀社なのですが、亡くなった方が伊丹の住所の方でも、例えば亡くなった場所が京都の病院で、死亡届の届出人(身内)の住所が東京だった場合、死亡届は、亡くなった場所の京都の市役所か、届出人の東京の役所になります。亡くなった方の本籍が伊丹であれば伊丹の役所でできるのですが、本籍って意外と移してなかったりするので県外の事も多いのです。

 

近隣であれば当社のスタッフが届出の代行を行うのですが、遠い場所となると大変です。


届出人になれる条件として、身内のほかに家主、家屋管理人、後見人、公設所の長、という条件があります。

しかし、後見人以外は中々届出人になりたがりません。

 

先日も、伊丹で生活保護を受けているかたの葬儀を施行しました。

身寄りの居ない故人は、死亡届の届出人になってくださる身内の方がおらず、入院先の病院長が『公設所の長(国立の病院なので)※個人病院になると“家屋管理人”となるようです。』という事で届出人になってくださり、安堵しました。

 

以前は病院長がなってくださることは少なく、また家主さんになっていただこうと思っても遠いところに住んでいたり、拒否されたりで、身よりが居ない方の場合は届出人を探すのに苦労することもありました。

今回は亡くなった病院は三田市でした。そして、届出人になってくださった病院長の住所は神戸でした。

三田市か神戸まで届出に行かなければならない・・・他の仕事もあり、そこまで行く時間がない・・・伊丹の市役所の担当の方に事情を話し、なんとか出来ないかとお願いしたところ、『特例で』ということで受けていただきました。役所によっては全く取り合ってくれないところもあります。伊丹市役所に感謝です。

 

しかし、いつも思うのですが、なぜ住民票のあるところでの死亡届は出来ないのでしょうか。手続き上の何かがあるのでしょうが、住民票のあるところが一番死亡届の受け入れ先には最適だと思うのですが。是非そう出来るように変えていただきたいと常日頃思っています。

 

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『2020年、日本の自殺者数は11年ぶりに上昇し、前年を上回る2万1081人になった(4.5%増)。男性は前年より23人減ったのに対して、女性は935人も増えて7026人が自ら命を絶った。

コロナの影響や、著名人の相次ぐ自殺も原因となっていると見られている。これは、異常事態である。まだ希望を持つべき人たちが、次々に命を絶っていく。厚生労働省は、「自殺はその多くが追い込まれた末の死だ」と、言い切った。』

 

Twitterで話題になっている漫画について書かれた記事がありました。

そこには、自殺失敗者は自殺者の2倍以上いて、そのまま寝たきりで、植物状態になって一生を終える人もいるという内容がありました。

 

この記事を読んで、何年か前に施行した葬儀を思い出しました。

 

故人は40代後半の男性だったのですが、20代で自殺を図りそのまま20年以上寝たきりになり意思疎通もできず、そして亡くなりました。

葬儀は故人の両親と故人の妹さんの3名の参列でした。

 

家族3人のそれぞれの苦しい想いが伝わってきて、辛い葬儀でした。年老いたお母さまの何とも言えない表情がいまだに頭から離れません。

 

死のうと思うくらい苦しい気持ちは自分以外誰にもわかりません。

自殺はするべきではない、それは当たりまえの事だが、そのことすら心の中から消えるほどの苦しさ。

 

その記事には、ネットでもなんでもいいから自分の苦しい想いを吐き出してほしいと書かれていました。それが解決にならないにしても何かのきっかけになるかもしれないと。

 

いろいろ考えさせられる記事でした。