こんにちは。

書の教室の紗舟です。

 

小学校の書道の開始は3年生からですが、

 

かきかたくらぶでは

小学校より半年早め2年生の10月より開始していますニコニコ

 

 

その際に必要なのが書道セット

 

今日は、

保護者さんたちのコミュニティやネットの商品紹介とは違う形で

書道教室をしていて感じる

 

お子さんたちが

本当に使いやすい書道道具お伝えいたます。

 

 

学校指定でしばりのある方や、買い替えを検討中の方にも有益かな?

と思いますので良ければおご覧くださいウインク

 

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私が書道教室をはじめたのは14年前。

 

当時は

「小学校で使っているものをお持ちくださいね」と

言って来てもらっていました。

 

すると、

 

パサパサ

刷毛のようになってしまった筆

 

おもちゃのような軽いプラスチック製のすずり

 
軽い文鎮

 

シワシワの下敷き

 

次の日には作品の色が青色に変わってしまう

競書にも出品できない墨汁

 
薄く破れやすい半紙・・・・・・・・
 
 
それに反して、おしゃれな書道バック
を持った生徒さん達が集まりました叫び
 
 
私の時代もかわいいバックがあれば使いたかったのでドキドキ
そこは良いのですが、
 
書道セットの肝心の書道道具は費用削減されて、
おしゃれな書道バックに費用がかかっているんじゃないかと感じました。
(批判しているわけではないのでご理解くださいねm(__)m)

でも、
本当は中身の道具が大切ですよね。
 
使いやすく、書きやすい。
お習字が楽しいと思える道具
 
が必要です。
 
なので、
これだけは、きちんとしたものをご用意された方が良いものを
3点に絞ってご紹介します。
参考にしてみてください。
 
本当は他にもありますが、
なにが最優先かと問われればこの3点です。
 
それは、
大筆・下敷き・文鎮
 
 
 
なぜなのか、順にお伝えいたしますね。
 
 
1.大筆
 
筆の毛は本来動物の毛です。
それに加え、化学繊維の毛で出来たものがあります。
 
ちゃんとつながりますので、まずは毛の話をさせてください<m(__)m>
 
まずは化学繊維の毛から、
 
化学繊維の毛と生き物の毛の違いは
配線コードを思い浮かべてもらうと良いのですが、
化学繊維の毛はツルっとしています。
 
ですので、
墨汁をたくさんつけてしまうと、そのままドボドボたれ流してしまうのです叫び
 
と、いうことは、
加減を知らない、はじめて書道をするお子さんの
 
半紙の上はべちゃべちゃですえーん
 
なので、化学繊維100%は控えたほうが無難です。
 
 
それなら、動物の毛100%にしたらいいのか?
という事になりますが、
 
これも、1種類の動物の毛100%は避けられた方が良いです。
 
ポイントは、1種類の動物の毛というところなんですが、
 
動物の毛にはたくさん種類があり、
1種類の動物の毛にすると、その動物の毛の特徴が出すぎて
はじめてお習字をする小学生には書きづらくなります。
 
 
例えば
馬・狸・イタチ・鹿は毛が硬く剛毛なので、
 
バサバサしていて書きにくく、カスレがでやすいショボーン
 
反対に、
羊は赤ちゃんの産毛のように柔らかいので、
 
ふにゃふにゃしていて、まとまらないないので書きにくいショボーン
 
 
硬すぎても、柔らかすぎても、
扱いが難しく、小学生には不向きです。
 
ですので、
学童向けの兼もう筆をお勧めします。
 
兼もう筆とは、
動物の毛と化学繊維の混じったものや動物の毛のミックスです。
比率はいろいろありますので、茶色い筆と白い筆があります。
どちらでも構いませんニコニコ
 
また大きさは、半紙や八つ切り(書初め用の長い半紙)が書きやすい
毛の直径が10センチ~12センチくらい
長さが5センチくらいのものがよいですよ。
 
価格は1000円から1500円くらいなら安心ですニコニコ
 
 
2.下敷き
 
教室の貸出率、買いなおし率ナンバー1の道具です叫び
 
消耗品でもないのに
買いなおしが必要になる理由が、
 
くしゃくしゃになってしまい
下敷きの上に半紙をおいても書けなくなるということですショボーン
 
丁寧に扱えば大丈夫な事でもなく、
しっかり丁寧に扱えるお子さんでも、
折り皺が入ってしまって使えなくなる事があります。
 
また、
 
書いた半紙の次に書こうと思って半紙をのせたら、
前に書いた墨を吸収しきれず次に置いた半紙を書く前から汚してしまうことや、
書いている最中に下敷きが動いてしまう。

という事もよくありますえーん

 

 
なぜそんなことになるのかと言えば、
セットに入っている下敷きは厚みがなく薄い(1mm)フェルト製
またはフェルト生地に滑り止め付きだからです。

フェルト生地はシワになりやすい素材ではありませんが
厚みがないので、シワシワになったり裏うつりしてしまうのです。
 
なので、
小学生にはラシャという素材
2mmくらいの厚さのあるものが良いでしょう。
 
 
私は小学生の頃、
この下敷きを買ってもらっていて
いまだに貸出用として使っています音譜
 
アラフォー世代の人は同じものを持っている確率なので、
探してみてください。
 
 
3.文鎮
 
重いものを、、、
とにかく重いものをおねがいします爆  笑
 
 
 
半紙がずれない重さ
 
プラス
 
小学生が力一杯、手加減なしに筆に墨を含ませ書く力
 
 
と、お考えいただいたら
重さが必要なのはお判りいただけるでしょうか?
 
 
最近のものは、軽いです。
 
書いている最中も
手で押さえてりして書きづらそうです。
 
重さでいえば
200グラムは必要です。
 
そして、
半分に分かれているものが流行っているようですが、
昔ながらの真ん中に取ってのついたものも実は便利です。
 
なぜなら、
中心が分かって、いがまないように書けるようになるガイドライン効果になります。
中心がずれていない作品は上手に見えますので小学生には良いですよ音譜
 
 
 
さて、
長くなってしまいましたが、
必要なところを見直してあげると、書きやすくなり、楽しくなります。
そして、上達にもかかわってきます。
 
どうぞ、中身を使いやすい物に差し替えてあげてください。
 
私と同じアラフォー世代の方なら学生の時に使っていたものがありませんか?
あの頃の道具はまだ使えますニコニコ
お持ちなら、下敷きと文鎮は、お子さんのセットのものと交換してあげるのも良いと思いますよニコニコ

 

 

この記事を書いている人 -WRITER-

書の教室主宰:栗田 紗舟

 

「手書きの楽しみを伝えていきたい」をコンセプトに書道を教えています。

「書の教室」は文字を書くのが苦手な方から、教室開業をめざす方までお越しです。

「かきかたくらぶ」(児童のクラス)は、少人数制・時間制の講師の目が届きやすい環境です。

教室所在地:芦屋・苦楽園・西宮浜

 

 

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