こんにちは。
書の教室の紗舟です。
先日、かきかたくらぶ(書の教室児童の部)芦屋教室で
年中さんからお稽古に来てくれていた生徒さんが
中学受験を終えてご挨拶に来てくれました。
そして、
お習字を再開したいとのことでした。
この仕事をしていて、とてもうれしい瞬間です
地域柄、中学受験をされる生徒さんは多いです。
そして、1年休会されても今回のように戻ってきてくれる生徒さんがいます。
中には、書道部に入ってくれたり、
夏休みと冬休み期間だけ、お稽古に来てくれる生徒さんもいます。
生徒さん達は
お習字を好きになってくれているようです(^_^)
この、
お習字を好きになってくれていることが
お子さんにとって 、とても大切です。
また、
上達のカギにもなっています。
なぜでしょうか?
「高野切」 春 展覧会向けの作品を玄関(マンション)に飾るとこんな感じ
なぜ、
好きになると、なぜ上達するのでしょか?
それは、お子さんの場合、
大人のように
< < 「必要だから」「将来役に立つから」
という視点を
まだ、もっていないと言うところにあります。
なぜお稽古に来ているか?
という
本当の意味を理解し学ぶことは、まだ難しいのです。
だからこそ、
お子さんの場合は
好きになること(=楽しいと思っている状態)を作ってあげることが
上達への近道だと感じています。
ようは、
モチベーションを作ってあげるのです。
たとえば
先日、買い物をしに行く前にみかけた
縄跳びをしていた小学生は、
私が買い物をして帰ってきた時も
同じ場所で、まだ縄跳びをしていました。
(たぶん1時間くらいは経ってています)
ご家庭でも、
お子さんって
自分の楽しいと思える好きな事なら
ずーっと、時間も忘れてしていませんか。
お子さんは
好きになってくれると、
楽しくて頑張っている感覚はなしに頑張ってしまいます。
逆に、
楽しくないという感情が少しでも入ってしまうと、頑張りたくなくなります。
(やればできる子なのに、やらない。選択をしてしまう事になります。)
そこで、
楽しく上達できるように
教室で実際している接し方を、
お子さんの心の状態も交えてチャートにしてみました。
まず、
体験教室で良いところを教えてあげる
(教室は基本的にほめて伸ばす方式です)
↓
うれしい
↓
上手に書こうとする。
↓
上手に書くと、
↓
保護者さんに褒められる。
↓
うれしい‼
そうすると、
もっと褒めてもらいたい!と感じます。
(学習意欲がおきる。)
そして、
上手に書くと褒められるんだ!と気づきます。
気づきができると、
書道教室でも
上手に書く事を学ぶためにがんばります(=努力)。
↓
がんばると、上達してくるので
友達や、学校の先生に褒めてもらえます。
そうなると、
お稽古に通うことが、
上達の方法だとわかりますので楽しくなります。
↓
楽しいので、
さらに、上達したい意識が高まり頑張れます。
という図式です。
教室では
「上手に字を書く事は楽しいんだよ」
という事を体感してもらいたいと思っています。
苦手意識をうえつけることなく、
スムーズに上達してもらいたいのです。
そして、
この考え方が、
教室のコンセプトである「書く楽しさ」にがつながっています。
少人数制・時間制の書道教室
この記事を書いている人 -WRITER-楽しい荷だよ
書の教室主宰:栗田 紗舟
芦屋・苦楽園・西宮浜で書道の講師をしています。
文字を書くのが苦手な方から、お仕事で必要な方、師範をめざす方まで個別に指導しています。
児童のクラスは、少人数制・時間制の講師の目が届きやすくお稽古しやすい環境です。
「手書き文字の美しい文化と手書きだからこその書く楽しさを知っていただきたい」をコンセプトに書道を教えています。