さて、お次はデジタルマイクロメーターヘッドのカウンター表示器のホルダーの修理です。


まずは出品者の写真を。

バッキリ逝ってます。


取り外したハンドルとホルダー部


バラしました。

上のEリングはハンドルが抜け落ちない様に止めてあるEリング。

摺動部には合計3枚の真鍮ワッシャーが挟まっています。


破損していたホルダー。


こんな形状の部品です。


当然ですが、こんなものは接着でも溶接でも元には戻りません。


なのでプライス盤で自作です。


こんな感じで削り出しました。



塊から削り出すのは無駄なので、残材の板厚5㎜とM4穴付きのブロックをベースに切削しお互いをネジ止めします。


元々のアームのシャフトに締め込んで適度なフリクションを与えなければならないので、溝部分は0.05㎜毎に切削して微調整。

また締め込みしろ分を変形で逃す為、根元に1.5㎜幅奥行き2㎜で変形しやすく、かつ折損しない様に溝加工。


黒アルマイト加工のままやったのでムラムラですが、まぁ、こんなもんでしょう。


次は、対物レンズの清掃です。


では。