今回が、油圧プレスのオーバーホール編の最終回です。

1品到着が遅れていたメインピストンのシールが届いたので、作業を再開します。

これがシールです。
元々付いていたバルカーよりも手に入りやすいNOK製。サイズは標準品です。
この様な磨耗、劣化する部品が個別で標準品で安価に入手できるところが、中華製の製品と違うところ。
これで529円也。

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さて、作動油よりも粘度の高いオイルで組み付けます。(特に深い意味はありません。習慣で)
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抜け止めワッシャーを銅ハンマーで綺麗に平らにしてから、ピストンロッドに打ち込み。最後に抜け止めを兼ねて、マイナスドライバーでかしめます。(次回オーバーホールはいつかは分かりませんが、次は小さなネジなどで止めようと思います)
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メインシリンダの内面を再確認した時に気づきました。内面に小さな穴。最伸張した時の油圧のリターンの穴です。
メインピストンのロッドホルダー側(ロッドベアリング)のOリングが内接する所は特に綺麗に清掃。オイルを指に付けてこすって、汚れやホコリを出来るだけぬぐい取り除きます。ホコリだけでも油圧はぬけちゃいますので。
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さあ、メインピストンとロッドベアリング、油圧抜きロッドピンを組み上げ、油を塗って、慎重に押し込みます。
ロッドベアリングの向きに注意。
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ロッドベアリングを押し込み、Cリングで止めます。ここの引っ掛かりが弱いと、油圧かけて最伸張した時、ピストンとロッドベアリングごと抜け落ちて来ます。
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リリーフバルブを組み付けます。
この様なところのねじ込みは最後まで締め込まず、締め込んだらほんの少しだけ(角度にして10度もない)緩めておきます。
(かたく締め込むと、締め込んで止まっているのか固着しているのかが分かりにくくなるからです。同じではありませんが、バルブの開閉も同じ操作です。全閉の必要がある所は別です。)
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本体に組み付け、ピストンのリターンスプリングを2本掛けて、最初は軽くポンピング。噛みこんだエアを抜きながら、最伸張を何度か繰り返してエア抜きします。
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各所からの油漏れが無いか確認。
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軽く油圧を掛けて確認。
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油圧が掛かる事を確認したら、フルロードではなく、多少強め程度の油圧を掛けて抜けを確認。
まだエアが残っているのか、数分で0.1トン程下がりました。
再度数回エア抜きをして、再度、3トンの圧を掛けて、長時間放置します。
抜け切らなければ良いのですが。
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いずれにしても正常に油圧が掛かるようになりましたので、今回で油圧プレスのオーバーホール編は終了です。

さて、止まっていた旋盤の修理を再開します。部品もいくつか取り寄せたので、またご紹介していきます。


では。

追伸
3トン掛けて一晩置いてゲージを計測しました。200kg程しか下がってません。ほぼ合格です。
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追伸2
連日の雨。作業場はあっという間にカビが。工具などがどんどん錆びてしまいます。
昨晩2,000kgぴったりにセットした後、まる1日の今晩確認したら目盛り予測で50kgも下がっていません。もう大丈夫です。
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