最近のエホバの証人(JW)の動きとして、若い人たち、特に若い男子を何とか離れないように試行錯誤しています。

一つは、以前にも書きましたが、SPCとか、特別大会とかで一生懸命楽しい企画をしていることです。最近の傾向として、どちらも、交わりや、レクリエーション、重視にしています。以前では考えられないですね。

 

 

 

 

もう一つは、若い人たちを会衆みんなでちやほやしようという環境づくりです。

以前は、個人研究をすること、交わりやレクリエーションそのものから喜びをえるのではなく、宣教から喜びを得るように、集会では若者はプログラムに集中指摘うように、ということが強調されてきました。いくらでもやりたい人たちがいたので、むしろ競争心をあおるかのように、会衆での仕事や、何かしらの称号、ベテル奉仕などは、明らかに上下関係を助長し、私を含めてあこがれていました。

 

しかし、それが今では少なくなってきているようです。それで、若い特に男子にいわゆる特権をどんどん割り当てて、離れないようにしようとしているようです。若い男子は、若い時から、特権を与えれば、みんなから褒められ、ちやほやされ、権限を持てるようになり、JWから離れないと思っているんでしょうか。最後の部分に、最近の支部からの手紙でこれらの調整、変更について抜粋しています。どうぞご覧ください。

 

22年1月の「長老への情報」にもありましたが、最近になって、やっと統治体も気づいたんでしょうね。若者がJWから離れる人が多いと言うことを。ただ、その解決方法が、若者たちに、会衆での仕事、ベテルや建設の仕事、それらに伴う称号をもっと低い年齢から与えることによって、のようです。こう書かれていました。

 

「統治体はここ何年かの間,若い兄弟たちの成長を助けることの大切さを強調してきました。若い兄弟たちが会衆の責任を担えるようにするためです。この面ですぐに成果を上げていかなければならない状況は今も続いています。(っていうか、組織が拡大しているからではなく、ただ、少子高齢化しているからだと思います。)会衆によっては,10代後半や20代前半のバプテスマを受けた兄弟たちが成長して開拓奉仕をしたり援助奉仕者になったりするケースがほとんどありません。国や地域によっては,王国福音伝道者のための学校に行ったり,ベテルで働いたり,王国会館の建設やメンテナンスの仕事をサポートしたりするための申込書を出す若い兄弟たちがかなり限られています。(そりゃそうだろうね。)その一方で,すでに成長している若い兄弟たちが,まだ若いという理由だけで推薦されない,という状況が見られる会衆もあります。それで,統治体から世界中の全ての長老団へのお願いがあります。それは,若い兄弟たちの成長を助けることに優先的に取り組むということです。若い兄弟たちがエホバとの関係を強め,会衆の責任を担っていけるように助けてください。」

 

最近の変更だと、 「21歳くらいで長老になることもあるし、その数年後には巡回監督にもなることもある」つまり、20代半ばくらいの巡回監督もあり得ると言うことです。果たして、経験の浅い人が巡回監督になって本当に、人を励まし、慰めることができるのでしょうか。そもそも、聖書で言う「長老」と言う言葉には、ある程度年齢のいった、経験豊富な人という意味合いはないのでしょうか。それとも、単に、若い兄弟たちに、「特権」、「立場」、「称号」というアメで釣って、やる気にさせ、兄弟たちの間で、見えない「競争心」を持たせ、もっとやらせようとしているのでしょうか。

 

果たして、本当にそれがいいことなのでしょうか。本当に若者たちにとって、

 

監督の条件が列挙されている、テモテ第一3章で、その6では、こうあります。

テモテ第一3:6

(監督は、)「クリスチャン​に​なっ​て​間​も​ない​人​で​あっ​て​は​なり​ませ​ん。思い上がっ​て,悪魔​と​同じ​よう​に​断罪​さ​れる​よう​な​こと​に​なら​ない​ため​です。」

正直なところ、20代で長老や、巡回監督になったら、思い上がってしまうのは、あり得る、というより、そういう環境を作ること自体が良くないのではないかと思います。周りも、二十歳そこそこの人に、巡回監督になるよう励ましていいのでしょうか。若い時こそ、権力ではなく、現場での実体験を重ねるいい機会だと思います。また、周りも、それを求めるよう勧めるのがいいのではないでしょうか。

 

みなさんはどう思われますか。

 

 

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以下が最近の若い人たち、特に男子へのちやほやするようにという手紙の抜粋です。文面は少々変えてあります。

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24年7月長老への情報

バプテスマをうけている小中学生の兄弟は、会衆の仕事ができる。

バプテスマを受けていない模範的な伝道者の男子は、会衆の仕事ができる。親の許可があれば、小中学生の男子であれば、マイク係やオーディオビデオ機器の操作など。

 

24年5月「会衆へのお知らせ」

ベテルや大規模な組織の建設プロジェクトで働く若い独身の兄弟たちが緊急に必要です。19歳から35歳までの兄弟で,バプテスマを受けてから少なくとも1年が経過しているなら,ぜひ「世界的なエホバの証人の特別全時間奉仕者団の成員となるための申込書」(A-8)を提出してください。

 

23年10月会衆へのお知らせ

王国会館のメンテナンスと清掃を子供たちに手伝ってもらう.

親子で王国会館のメンテナンスに加わるよう、親と子供を励ます手紙。

 

23年5月会衆へのお知らせ

ベテル奉仕: 神の組織の活動は世界中で拡大しているので,ベテル奉仕や大規模な建設プロジェクトで働く若い独身の兄弟たちが緊急に必要です。19歳から35歳までの兄弟で,バプテスマを受けてから少なくとも1年が経過しているなら,ぜひ「世界的なエホバの証人の特別全時間奉仕者団の成員となるための申込書」(A-8)を提出してください。

っていうか、全員申込するように進めてるみたい。

 

22年12月 長老への情報
会衆の特定の責任(マイクの調整,音響・ビデオ機器の操作,文書の援助など)にどの兄弟を用いるかを考える時には,援助奉仕者としてまだ任命されていないものの,模範的なバプテスマを受けた若い兄弟たちを見過ごさないように....。バプテスマを受けた兄弟が10代前半だったとしても,個人研究の習慣があり,集会で定期的にコメントし,野外宣教に定期的に参加しているのであれば,その兄弟の年齢と状況に応じて会衆の割り当てを与えてもよい。

 

22年12月 生活と奉仕の集会の監督が扱う事柄
バプテスマを受けた若い兄弟たちが「十分に資格を得て,他の人を教えることができるように」なるよう援助するために,週日の集会の生徒の割り当てをより頻繁に割り当てることを検討

 

22年12月 会衆へのお知らせ
  2022年10月1日に開かれたペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会の年次総会で,巡回監督は資格のある21歳と22歳の若い兄弟たちも王国福音伝道者のための学校に申し込む機会を差し伸べることができるというすばらしい発表が行われ,聴衆は喜びました。巡回監督は,様々な割り当てを担う可能性のある模範的な若い兄弟たちを積極的に探します。

 

22年11月 長老への情報 

羊の本への追加

 22章26節: 奉仕委員会は,メンテナンスや建設の技術のある模範的な若い大人の「LCDボランティア申込書」(DC-50)を承認したら,その人の名前を担当のLDCメンテナンス・トレーナーに伝えるという点が挿入されました。

 

22年1月 長老への情報

若い兄弟たちの成長を助けるという面ですぐに成果を上げていかなければならない状況は今も続いています。...若い兄弟たちの成長を助けることに優先的に取り組むようにしてください...。若い兄弟たちがエホバとの関係を強め,会衆の責任を担っていけるように助けてください。素晴らしい成長を遂げた若い援助奉仕者の中には,20代半ばでも,場合によっては20代前半でも,すでに周りの人たちから長老のように見なされていて,実際に長老としての資格にかなっている人がいます。今後,この指示が「神の羊」の本に盛り込まれます。
2. 長老団と王国会館運営委員会にお願いします。どうか,子供たちが「王国会館のメンテナンス」の活動にもっと参加できるように親たちの気持ちをどうやって高めたらよいか,しっかり考えてください。(塔研20.12 29。宣 13/7 2)未成年の子供がこうした活動に参加する時には,親か法的な後見人が必ず一緒にいるように取り計らってください。
3. これから成長していきそうな若者がLDCボランティアの条件にかなっていれば,「LDCボランティア申込書」(DC-50)を提出したいという気持ちになれるように元気づけるように。

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