【旅レポ】予算1万円で1泊2日で登別温泉へ行ってきました!part.1 出発~ウポポイへ | 2013年。仕事を辞めて日本を旅してみた。

2013年。仕事を辞めて日本を旅してみた。

2013年4月から二ヶ月間日本各地を旅した記録をここに記します。
仕事を辞め貯金を使い2013年4月~6月の間好き勝手旅をしました。
自分が経験したことをを通じて旅の楽しさ知ってほしいと思い立ち上げました。
※バナー等は旅でお会いした方が作ってくれました。Thanks!

こんばんは、さすらいの旅人です。

最近投資やら、よくわからないポエム(昨日の記事)やら、株やらそんな記事ばかり

 

さすらいの旅人っちゅー名前なのに全然旅せーへんやん!!!

なんぼブログの主旨が変わったといえ、旅の記事書いてみろーや!!

 

私自身常々そう思ってきました。

旅をしていないわけじゃないんですよ!!

今は飛行機使わず道内旅行がメインなので、

何度も行った場所を撮影して記事にするのって難しい面倒だし新鮮味がないんです。

 

 

と、いう事で1泊2日で行ってきました。

行先は私的には近所のように感じている登別です。

 

函館とか稚内とか帯広、釧路や知床。後はえりも岬あたりだと旅した感はありますが、

私にとっては登別も富良野も旭川あたりまで日帰り圏内なんです。

 

という事で、日帰りでも行けちゃう登別の良さを

1泊2日でじっくり楽しんできました!!という記事です。

Part.1ですがPart.3~4ぐらいの記事になる予定です。

 

それと予算は1万円ですが、

これは自家用車を使用し、かつウポポイは年間パスポートを所有しているので可能なこと。

道外の人であれば交通費だけで1万円以上かかります。

 

・・・

ここから旅のスタートです!!

 

朝8時前。

自宅を自家用車で出発。

 

目指す先はそう、ウポポイ!!

 

7月に1度伺って年パス(2,000円)を作ったが、

その際は家族と行った為じっくり見られなかったから。

特別展示もやっているようでワクワクしながら向かう。

 

予算は1万円。

大事に使わなきゃね。

お金がないのは大体投資のせいです。

 

車を走らせると、お手洗いに行きたくなりました。

ローソンでお手洗いを借り、借りたからには何か飲み物でも買わねば。

 

 

 

 

半額になっていたのむヨーグルト(キウイ味)を購入。

残り9,930円・・・。

 

 

車を走らせること3時間弱。ウポポイがある白老町に到着!!

そうそう、私は高速道路は基本使いません。

 

あれはお金で時間を買う行為であり、

時間がある時には使いません。

 

 

ウポポイの施設の隣に有料の駐車場がありますが

1回 500円かかります。(日付を跨ぐごとに500円ずつ課金されるそう)

 

ふざけんなよ!と。

 

私は絶対払いません。

ただマネされても困るので、

そこまで距離が離れておらず、またウポポイと関連性のある施設のそこそこ広めの駐車場

 

に車を停めます。

勘のいい(?)観光客もいるようで、レンタカーも数台ですが停まっていましたね。

他はほとんど室蘭ナンバー。

 

 

”有料”のウポポイの駐車場の警備員のオジサンが挨拶してくれた。

ウポポイ前で布教活動をしている、エ〇バの女性も私に挨拶してくれた。

 

なんか、旅ってこういうもんだよね。

挨拶。アイサツって普段あまりしないけど旅をしているとしちゃいますね。

 

 

 

 

特別展示のイコㇿウエカリレ。

9/17~11/20までの会期です。

 

そうそう、ウポポイの入場に関してですが以前は入場も事前予約が必要でしたが撤廃されて、

 

博物館のみ事前予約が必要

 

となっています。

 

詳しくはここのリンクから。

私も初めて行った時はこんがらがりましたが、

私の時は入場ですら予約が必要で面倒だったのが少し緩和されてよかったです。

当日でも空きがあれば博物館の見学はいけるようですが、事前に予約しておくとスムーズです。

 

博物館の利用に対しては予約時も利用時も料金はかかりません。

ウポポイの入場料1,200円を支払えばOK。予約する際も金額は0円です。(キャンセルしても0円)

 

但し特別展示は300円かかります。

特別展示の入り口にある券売機でお支払いとなります。

 

 

入り口のエントランス。

入場ゲートがあります。

ゲート前にはフードコートやSHOP、カフェなどありますが

ウポポイに入場しない方(誰でも)でも利用できます!!

 

そして、ウポポイ内には飲食店はありません。

ドリンクが飲めるスペースはありますが、食べ物を提供しているお店は基本ないと思ってください。

 

なので、お腹が減ったら再入場する旨を伝え一度出て、食べた後にまたウポポイ内へ戻ることになります。

 

 

 

ウポポイ内に入ります。

今回の訪問目的は前回じっくり見られなかった所や、

見られなかったプログラムを見たい。

 

そして有料の特別展示が観たい!

 

 

年間パスポートを提示し、

入場してすぐ異変に気付きます。

 

 

ん? んん!?

 

なんか、あそこにやけに人が集まっているなー

イベントをやっているのだろうか。

足早に向かいます。

 

 

 

屋外でのイベントで

 

 

 

伝統的コタンの中の一番上のものが上映されていたようです。

 

以前来た時は室内で行う伝統芸能を拝見していたので、

屋外で観るのもまたいいなぁと。

 

 

写真は女性がムックリという楽器を演奏しているシーンですが、

心にとても響く楽器で聞き入ってしまいました。

 

ウポポイ内では写真撮影はOKです。

※動画撮影は一部禁止されている区域があります。

 

 

 

ムックリの後イヨマンテ。熊送りの儀式。

 

 

 

 

 

このような感じで輪になって歌って、男性は合いの手を入れます。

 

イヨマンテはかなり見ごたえがありました。

 

 

 

 

 

 

ウポポイは自然との融合を見事に果たしている博物館。

 

ただ、

私が好きだったモール温泉である「ポロト温泉」

ウポポイ建設によって失われた悲しさは今でも・・・正直根に持っています。

 

そのポロト温泉があった場所は今や”星野リゾート”になり、界ポロトになったんだってさー。

 

あの昭和チックな施設で、入浴しただけ(入浴料400円)なのに

管理人さんのおっさんに気に入られてポケットマネーでコーラを買ってくれた思い出は絶対に忘れないんだからね。

 

ここはね、再開発でなくなってしまうんだ。と語る管理人さんの言葉。

あの時もらったスタンプカードは今でもカードホルダーに入っているからね。絶対忘れない。

 

 

 

 

・・・。

 

博物館へ行きましょう。

 

 

 

 

博物館の入り口で予約時にメールで飛んできたQRコードを提示し、中へ入ります。

 

写真は博物館からみるポロト湖です。

 

 

 

 

特別展示です。券売機で300円入金しいざ中へ。 残り9,630円...。

 

正直、そこそこのものが観られたらいいかなーと思っていましたが

かなり見ごたえがある展示品の数々に驚かされました。

 

特別展示は写真撮影はOK(フラッシュ禁止)、動画はNGでした。

 

 

 

 

 

特別展示は現代から始まりました。

 

漫画ゴールデンカムイの展示をしているあたり本気度が伺えます。

 

私もこの漫画を無料公開されていた時に読み改めてアイヌ民族に興味を持った一人です。

 

 

展示物を見て行くとありました!!

 

 

 

国の重要文化財

 

劣化も少なく保存状態良好。

マキリは複製じゃないの!?と思えるほど。

 

マジマジと眺めました。

 

写真では絶対に伝わらないですが、

モノには魂が宿っていることを感じさせられます。

 

 

 

続いてこちらも国の重要文化財。舞踊の様子の図

 

見ようによっては絵。マンガ。

 

ただ私はこれを描いた人は相当凄いなと。

 

今みたいに動画や写真がない時代に、

当時のアイヌの文化を絵や言葉で残そうとしていたところだろう。

 

アイヌが和人(日本人)にこのような踊りを見せた事も驚くべきだがこの本が作られたのが1,800年のこと。

 

当時は和人とアイヌの距離感が近かったのだろうか。

 

色々想像がかきたてられる一冊。ぜひとも全てのページを見て見たくなる。

 

 

 

 

こちらも国の重要文化財

 

アイヌ文様の縫い方にしても

生地の生かし方にしても

 

また、年数が立っているのにも関わらずダレていない。

 

素晴らしい一品。

 

 

 

北海道民ならだれでも知るだろう

松浦武四郎さんが集めたアイヌ民族のコレクション

 

アイヌ民族のものを収集するにあたり

アイヌ民族にただただお金を出したら買えるというわけでもないんですよね。

 

その人物がアイヌ民族に認められる必要があります。

 

アイヌ民族には強いプライドがあり民族としての誇りや文化があって

その文化の結晶である道具や儀式に使うものを”和人”に売るにはとても強い抵抗があったのでしょう。

生活苦でなくなく手放したアイヌ民族も数多いと聞きます。

 

 

松浦武四郎さんのコレクションを見る限りは、

どれも大変状態がよく、アイヌ民族の方が生活苦で手放したというよりは

マキリの柄についている豪華な装飾も含めて、

武四郎さんがアイヌ民族を理解し、尊重し。

アイヌ民族に認められたからこそ、得られたものなのだろうと推測しました。

 

だからこそ、希少であり、貴重な品であり。

国の重要文化財に指定された理由なのでしょう。

 

 

そんな武四郎には友人が居ました。

アイヌ語の通訳などをしていた加賀伝蔵

 

 

 

 

 

 

 

武四郎が蝦夷地(北海道)から離れた後も交流が続いていたそうだ。

 

1861年に武四郎は、出版した日誌を伝蔵に送り、

見返りに求めたのが・・・。

 

鮭のすじこでした。

 

この手紙はそのすじこを求めている手紙でもちろん読めませんけど、

数分この手紙を読んでいてようやく”鮭”の文字は分かりました。

 

 

この手紙の何が面白いって。

 

今も昔も、日本人は鮭のすじこが好きな事。

 

いくらは半端なく美味しい!!

 

 

 

 

 

こちらは馬場さんが集めたアイヌクレクション。

 

 

展示物の中でひときわ目を引いたイコㇿ。

 

私は国の重要文化財という文字より先に惹かれました。

イコㇿ(宝刀)を見た後に右下にある重要文化財の文字を見て納得。

 

杉山さんが集めたコレクションの中の一品で

北海道の平取町に代々伝わってきたイコㇿ。

 

制作時期としては鎌倉時代から室町時代にかけて作られたそう。

 

1939年に国の重要文化財に指定されたそうです。

 

 

一体どうして、こんなシロモノが出来たのだろうか。

 

説明文を読んだら造りは分かるものの、このイコㇿがどうして出来上がったのか

ストーリーは分からなかった。

 

”アイヌ民族の好みに合うように和人が外装を仕立てた太刀”

と文面にあるが、どうしてここまで出来たのかが私は分からなかった。

 

アイヌ民族が相当の対価を支払い、和人にお願いし作らせたのだろうか。

はたまた・・・。

 

 

 

・・・。

 

展示物や文言を見ていると、

自分が分からなくなってきた。

 

 

アイデンティティとは一体。

 

 

 

何にしても、とても勉強になった特別展。

アイテムというのは心を惹きつけられる。

アイヌ民族のものを集めたいと思った先人たちの気持ちも、

売りたくないけど売るしかなかったアイヌ民族の苦悩。

 

自分の立ち位置を明確にし、和人との交渉役を買って出たもの。

 

特別展示の終盤ウポポイという施設の立ち位置について書かれていた。

 

ウポポイは中立である。と。

 

和人がアイヌから文化や道具を奪い、差別をした。

アイヌはそのような和人に対抗し、アイヌはアイヌだと独立性を求めた。

 

それらを全て事実と認め、そういうこともしたと。

 

こういった民族共生を目的とした博物館は視点がどこにあるかというのはかなり重要な事であり、

ウポポイが中立であるという意志を表明したことに

私はこの施設がこれからどうあり続けるのか方向性がしっかりしていると感じられた。

 

今の時代、多様性という言葉があり、

私は私、あなたはあなた。

 

アイヌに対して寛容な人も増えてきたかもしれない。

というかアイヌ民族を旧土人と言い切った北海道が悪いよー。

 

アイヌはアイヌで、旧土人という言い方はなんだよ!と反発して。

敵対を持ち続けた結果が今に至っちゃってさ。
 

 

アイヌと和人(日本人)の関係を知れば知るほど、

結局どっちも悪いよね。って思っています。

 

ただ、アイヌ民族が北海道で暮らし辛かったという事実はあったと痛感しています。

 

 

 

そしてウポポイにケチをつけたい。

これはないよな!!

 

 

 

 

 

アニメです。

 

キャラデザインは酷いのは仕方ないとして、

ストーリーがやばない!?

 

 

30分間の2部上映。

 

1作目は、カムイを射止めた男の子。

 

このお話はそこまで悪くなかった。

 

ストーリーは

弓を持つ子供たちが的当てしているところから始まります。

 

ワルガキの男の子が主人公を虐める感じで物語が進み、

ある時カムイが宿っている鳥が主人公の前に現れ射止めます。

 

それを察したワルガキが主人公の家に押しかけ、

あの時のカムイ(鳥)はどうなった!?と問い詰めます。

 

 

主人公は一瞬怯むも、ワルガキに対し「知らない!!」と言い放つ。

 

時が進み、大人になった主人公。

弓で狙う先はエゾ鹿。

見事捉え、自宅に帰宅し感謝を表したのち頂く。

 

 

 

・・・。

物語としては弱い。かなり弱い。

 

10分少々の物語とはいえ、

正直面白くない。

子供たちも観ていたけどポカーンと言った感じ。

 

脚本誰だよ!と思うぐらいに酷かった。

 

 

 

でもこっちのお話がまだマシだったと、

この時点では思わなかった。

 

 

 

2作目が上映される。

 

 

 

 

 

左側が一作目ね。

 

右側が二作目。

 

 

もう語ることがないぐらい、時間を無駄にした展開&展開。

 

 

おとこ梅みたいなキャラの太陽が出てきて気持ち悪かったですね。

 

 

どれだけ酷かったか書きますか。

 

出てくるキャラは

太陽-太陽の息子

キツネ-キツネの子供たち6人

アイヌの人たち

 

太陽は明るく照らす。

キツネはそれをねたむ

 

-中略-

アイヌの人たちが最後歌う

 

以上です。

 

 

見る価値なし。

 

時間の無駄。

何でこれ作ったの!?と言わんばかりの酷い内容。

 

 

 

さっきまで、プログラムや展示物みてアイヌの世界に入っていたのに

 

このアニメでぶち壊されました。

 

 

なんかもうどうでもよくなり、時間はあったもののウポポイを後にしました。

 

これはないわ。

 

 

Part.2へ続く。(近日公開予定!)