こんばんは、さすらいの旅人です。
大変痛ましい事故が昨日起きてしまいました。
知床観光船事故
（画像は運航会社のHPから拝借しています）
4/24 21:50時点で
26名のうち10名の死亡が確認されました。
知床といえば、北海道を代表する観光地で
世界自然遺産にも登録されています。
今分かっている事実としては
1.漁師ですら帰港するぐらいのシケの状態で出航したこと。
2.今回事故を起こした船は昨年6月にも座礁していること。
⇒当時の船長に1月に業務上過失往来危険の罪で書類送検されていた。
3.昨年6月に事故を起こした船長と今回の船長は同じ人物
私的に不確定情報として、
4.昨年座礁した際のヒビ・亀裂がある状態だった
⇒実際に船を確認していないので、2月に撮影したと思われる画像には亀裂があったように見受けられましたが
2月に撮影されたものかどうか確信は持てないので不確定情報とします。
5.漁師から出航前に忠告があった
⇒TVニュースで聞いた情報ですが、こちらも漁師自体のインタビューを見たわけではないので不確定情報とします
今ある情報は不確かなものもありますが、
現段階で、
これは事故じゃなくて、事件に近く
運航会社に相当過失があるように思えます。
この事故により、
他の知床にある遊覧船の会社4社全て
GW期間中の営業をしないこととなりました。
通常船を運航するかしないかは、船長が決めるそうですが
ツアー初日とはいえ、漁師でさえ漁を辞めるようなシケであれば
人の命を預かるという気持ちがあるならば、
出航しないという勇気も大切なことだった。
また昨年一度座礁した時に残った亀裂をそのままにして
今回の事故を起こしたならば
明らかな過失になるように思えます。
事故後に船の検査（？）は通ったと報道ではありましたが、
その検査自体どう行われたのか、
はたしてしっかり行われたのか。
今後一度事故を起こした船は、
しっかり検査するようなルールに変更になる可能性が高く、
今ある遊覧船のみならず大型の客船にしても、亀裂やヒビなどがあるかないか。
あった場合はどこまで許容範囲かそうでないか。
そういったルール改正が今後作られていく事になりそうです。
もちろん、事故を教訓にルールや法律を改正をしていくのは賛成ですが。
それによるコストも増えるわけですし、
ルールをしっかり守って、やっている会社が大多数だと思いますが
今回の事故を起こした会社と船長は、
亡くなられた方々はもちろん、
ご家族や同業他社にまで迷惑をかけてしまったことをどう思っているのか。
今日、運営会社は利用者のご家族に謝罪をしたようですが
誠意ある対応をしているのならば良いのですが、
色々ニュースを見る限りはそうではなさそうな雰囲気。
会見も開かれていませんし。
事の重大さを分かっていないのか、
そのような気持ちで人の命を預かっているような会社だとしたら、
非常に残念に思います。
今はご家族に対して誠意ある対応をして貰いたいものです。
行方知らずの16名の発見と、
沈んだと思われる船舶の回収。
事故原因の究明
やることは沢山ありますが、
場所が場所なだけに現場の人は相当大変だと思います。
心の中だけですが、応援しております。
私は正直何もできないので
離れた場所から、こんな風にボヤくしかありません。
今はただただ、16名の行方不明者が見つかって欲しいなと。
切に願います。