かくれの湯 | さすらい日本どこへ行く

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 さすらうこの国 どこへ行く
 さすらい日本 どこへ行く

     ~ 吉田拓郎 ”さすらい日本” より

北軽井沢(群馬県)のR146から入った森の中に、「かくれの湯」という日帰り温泉施設があります。
4年前の夏、オープン間もない頃に立ち寄って以来、久しぶりに再訪しました。

自宅から1時間とかからないこの温泉に足が遠のいていたのは、北軽井沢が群馬方面へ出かける際の通過地であることと、料金が900円と高めなこと。

実は、この日も目的地は他にあったのですが、様子を見るだけのつもりで何げに訪問。

国道から車ならすれ違いもままならぬ細い悪路を入ること1km弱?、
こんな所に?・・・という場所に日帰り温泉があります。

 
最初は、外観を見るだけで立ち去るつもりが、ちょうど中から出てきた人と目があってしまい、バイクから下りて入場することに・・・

駐車場に車は2台だけ。
日曜日の昼近くなのに、本当に営業してるのか、と思うほどの静けさです。


玄関。 確かに営業中です。
貼られているのは、成分分析表や「泡付きの温泉」であることが強調された説明書き、等々。 


入ると目の前にある券売機。 森の中の秘湯には似つかわしくない機械。
入浴料は値上げしていませんでした。
この900円は、近くにもう1軒ある 「絹糸の湯」 の入浴料1000円を意識した料金設定。

浴室は男女、左右に分かれており、両方ともこじんまりした内湯と露天がありますが、人気は、左側の岩の露天の方。 この日は、幸い左が男湯でした。ヽ(^◇^*)/
初訪の際は、他に客がいなかったこともあり、館主のご好意で両方に入ることができたのです。


内湯。薄い白濁の新鮮な湯が掛け流し。
これだけでも、来る価値はあります。



 
でも、メインはこっち。

森に囲まれた岩の露天。
新緑の中にやや緑がかった湯が投入されています。
源泉温度は50℃以下ですが、敷地内に井戸があり近いので、湯船は熱めの適温になっています。



先客の男性2人のうち1人が早々出て行った後、露天で、伊勢崎からやってきたという40代の元ライダーとバイク談義。
最近、TV番組で紹介されてここを知り、来てみたそうで。
泉質もさることながら、源泉からそのまま掛け流しで適温なのが素晴らしいと、絶賛していました。


それにしても、4年前にはなかったこの設備・・・
 
これでは、せっかくの 「野湯」 の趣が台無しです。

この日帰り施設、食事も提供しておりますが、館内はいろんな物があちこちに雑然と置かれていて、やや荒れた雰囲気。

日曜日の昼時なのにガラガラ。
これから夏の避暑シーズンは賑わうのでしょうか。

秘湯を求める者には、空いている方がありがたいところではありますが、
経営の方は大丈夫なのか、ちょっと気になります。