ジャカルタを歩いてみる | さすらいふうふの世界一周

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世界を巡る旅を終え、帰国しました!
しばらくは(!?)日本で新たに生活を始めます。
ひきつづき、応援よろしくお願いいたします。

ジャカルタ。


泊まっているホテルの部屋に窓がなかったため、朝が来てもよく分からない。
しかし、8:00頃、たあが張り切って起きていた。
残念ながらホテルの朝食はなし。

ではでは、朝食に点心を!
昨日チェックしていた点心のお店に行ってみるか!ということで
歩いてマンガドゥアを目指すことになった。


ジャカルタの道路もたくさんの車やバイクが行き交い大混雑、
そこら中でけたたましいクラクションの音が鳴り響く。


グロドッ地区も都会には違いない・・・
けれど、なんだかどこか古くさい、ごみごみとした感じが漂う。
残念なことに道路にはゴミがいっぱいで、悪臭まではしないものの、正直ひどい光景。
そんな道路におじさんたちは容赦なく水をまいてゆく。
そして、そんな水が流れ込んでゆく川が汚いことはは言うまでもない。
ヘドロだらけの川底に淀みきった水がちょろちょろと流れ、ゴミが浮かぶ。

そんな川の近くで営業している麺料理やサンドイッチなどを売る屋台を見ると、
「絶対(お腹に)アタる・・・」そう、思わずにはいられなかった。
屋台料理は勇気と覚悟が必要。


20分くらい歩いてマンガドゥアへ到着した。
情報によると、そのショッピングモールの入口付近に点心の店があるらしい。
何箇所かある入口をチェックして探してみたが、点心のお店らしきものは見当たらない。
そして、点心のお店の近くにあるはずの目印のパン屋さんも見当たらない。
念のため、7階にあるフードコートもチェックしてみたが、やはり点心のお店はなかった。


ゆか:「ねえ、点心のお店の情報っていつの?」
たあ:「2年前・・・」


情報は古かった。
きっと、移転したか、なくなっちゃったんだろう・・・

おいしい点心は食べられなかったけれどお腹はぺこぺこだったのでご飯を食べることに。
結局7階のフードコートへ。

心躍るお店は見つからなかったので、とりあえずこのお店に決定。



HOKA HOKA BENTO


ほかほか弁当・・・!?

お盆を持ってカウンターへ行き、メインになる料理を注文、あとは並べられた小鉢のおかずや

ご飯を自分が好きなだけとって支払いを済ませて席について食べるという

セルフサービススタイルの日本食レストランだった。

かわいいんだか・・・キャラクターがなんだか微妙。



からあげ定食っぽい。お味噌汁でないところが少々残念だったが、意外とおいしかった♪
ジャカルタではメジャーなチェーン店なのか、このお店、他でも見かけた。


マンガドゥアとは、本来は通りの名前を指す。
でも、ジャカルタっ子たちが「マンガドゥアに行く」と言うと、
たいていの場合、一連のショッピングビルのことをさしている。

年季の入った建物が通りに沿って二棟あり。向かって右側がITC(International Trade Center)。
左の棟はパサールパギ(朝市場)と呼ばれている。
大通りを挟んで向こう側に、やや新しいマンガドゥア・モールという ショッピングセンターもある。

大雑把に分類すると、ITCとパサールパギの2棟は服飾や日用品を中心とした雑貨、
新型モールの方はOA機器や 電気製品を中心とした品物を扱っている。


マンガドゥア・モールはいわゆる洗練されたショッピングセンターという感じだった。



かなり立派な巨大モールで、たくさんの電気店が軒を並べている。
でも、電化製品は日本で買うのが一番なので、私たちはぶら~っと見て回る。


日本の電気屋さんとちょっと違う。
日本の電気屋さんはテレビ、パソコン、調理家電、エアコンなどというった具合に
各製品ごとにブースがあってとても見やすい。
しかし、ここの電気屋さんは各ブースが一軒ずつの電気店であって、
それぞれのお店がテレビやらパソコンやらいろいろな製品を扱っていて会計もお店ごとだ。
たくさんの電気屋さんがそれぞれのお店を出している、お店の集合体という感じなのだ。

しかし、インドネシアの電化製品の品揃えもなかなかだ。
パソコン、携帯電話、テレビなどは日本と変わらず最新モデルが揃っていた。

ここマンガドゥア・モールは東南アジア最大規模を誇る電気店なのだそうだ。


私たちは海賊版CD屋さんでインドネシア伝統音楽のCDを1枚購入(5000ルピア)。
ちゃんと聞けるかどうか少々心配だったが、ホテルに帰って聞いてみたらちゃんと聞くことができた♪
そして、音楽もなかなかいい。

ぶらぶら歩いてモールをひと回りしたあと、モール内にあったスーパーでお土産用のミゴレン(袋麺)を
買ってホテルへと戻ることにした。



朝からいろいろ歩き回ったこともあり(結構な距離を歩いた)、疲れて今日の活動は終了・・・
あとは夕食だ。

やっぱりこれといってお店が見当たらないので、昨夜と同じ中華料理やさんへ行くことに。
このお店の店員さんはみんな感じがいい。特にレジのおっちゃんの笑顔は素敵だ。



麺も食べて。さらに今日は焼き餃子を2皿(20個)注文。



旨い!!!!!!!!!!


あっという間にぺろりと食べてしまい、さらにもうひと皿(10個)追加注文。
ビールも2本。


ここの餃子、かなり絶品。

餃子が大好きな私たちは家でも自家製餃子を作る。
自分で言うのもなんだが、これまた絶品なのだ。
仕込んで、包んで、焼いて、いつも夫婦ふたりで60個は食べる。

負けず劣らず、ここの餃子は餡といい、皮といい、焼き具合といい、
まさに私たち好みにドンピシャの餃子だった!


満腹になって帰る頃、店の入口で店員さんが総動員で餃子を作っていた。

私たち、食べ過ぎたかな(笑)

生地も餡も手作り。おいしいはずだ。


「ここの餃子、最高だったなあ!」

「また食べたいな。」

日本に帰国後、餃子を作って食べる機会があるが、その時にいつもこのお店の餃子が話題になる。



夜。


寝る前に「喉が渇いた!」とたあ。
少し歩いたところにコンビニがあるので買い物に行くか、と考えたが、夜中に出歩くのはよろしくない。
危険かもしれない。
特にここは駅近くのエリアだ。
(だいたいどの国のどの町でも、駅付近やバスターミナル付近は治安が悪いのが常)
昼間歩いた街の雰囲気からしても、決して「治安がよい」といえるものではなかった。

中にはお気づきの人もいたかもしれない。
ジャカルタに入ってから、写真が少ない・・・
写真を撮りたいと思う景色があまりないというのもあったのだが、
「ここでカメラを出して写真を撮るのは危ないかもしれない」、という空気があったのだ。


自分たちの身は自分たちで守る。
旅の最後にトラブルに巻き込まれるのはごめんだ。


高いけど・・・ホテルでコーラを買うことにした。
コーラ1本、17000ルピア+サービス料+税金21%だって(泣)



コーラを飲みながら、たあがぼそっと一言。


「この旅で、今日が一番充実感がないかもしれん・・・」



ジャカルタの思い出は、餃子に尽きるかもしれない・・・・・



バリ島から、あの最高に楽しかったバリ島でのテンションのまま帰国できたらよかったのに・・・
(貯まったフライト・マイレージを使って無料で手に入れた航空券、インドネシアからの日本帰国便は
ジャカルタからの便しかなかった)


でも、私たちはジャワ島のジャカルタにいる。
私たちの旅の最後はここだ。

もうすぐ本当に私たちの旅が終わる。
今度こそ本当に終わるのだ。



〈ゆか〉