初めて見たオーロラ。
すごかった・・・
そして、今夜もその姿を見ることを期待して・・・
フィンランド滞在記
２０１２年９月１７日～９月２７日
～サーリセルカ編～
雄大なオーロラを一晩中眺めていた私たち。
消えては再びまた新たな美しい姿を現す、そのオーロラに圧倒され、いつ帰って良いのやら・・・
帰るタイミングをつかめずにいた。
オーロラが消え、しばらく待った。
今夜のショーはこれで終わりかな。
すばらしいショーをありがとう。
登ってきた丘を下り、町に戻る。
部屋に戻って温度計を見て驚愕・・・
マイナス３℃・・・
あくまでもこの時、２０１２年９月末。
オーロラの興奮冷めやらぬまま、明日も見えたらいいな、と思いながら眠りについた。
本当に幸せだ。
私たちはフィンランドでオーロラを見ることができた！
翌日。
サーリセルカ滞在２日目。
昨日は夜更けまで起きていたが、８：００に起きて別棟のパブへ朝食を食べに行く。
あったか～い。そして、この雰囲気もとても暖かい。
ヨーロッパスタイルの朝食。私はオートミールのお粥が気に入った♪
この日は朝からど～んよりと曇っていた。
夜はオーロラ探索の旅に出かけるため忙しいが、昼間のサーリセルカでは特に何もすることがなかった。
そこで洗濯したり、日記を書いたり、フェイスブックやブログの記事を更新したり、スーパーへ買い出しに
行ったりして過ごした。
午後になって晴れ間が見えてきた！
出かけよう！
そうだ、サーリセルカに来る時見た、トナカイを探しに行こう！
サーリセルカの町を散策。
空が青くてとても美しかった。ピンと張りつめた空気は冷たいがすがすがしい。
北極圏の森はどこか単調に見えるが美しい。
昨夜、オーロラを見た丘のふもとには池があった。
雪が降った北極圏の姿も見てみたい。
あれ、トナカイはいないな・・・
昨日バスから見たのは大きな幹線道路沿いだった。
そこまで歩いて行ってみる。
道路の下をくぐって・・・
ノルディックスキーのコースだろうか。道と看板が見える。
途中まで歩いてみるが、ぬかるんできたので引き返す。
お散歩終了！
やっぱり、雪が積もった時に来てみたい。
サーリセルカは冬に訪れたら、雪が積もっている時に訪れたら、
昼間はスキー、スノーボード、犬ぞり、スノーモービルといろいろ楽しめるだろう。
ただ、真冬に昨日の私たちのようなオーロラの観測は不可能だろう。
あれでは必ず凍死する・・・（苦笑）
それにしても天気がよくなった！
今日もオーロラ見えるかな・・・
ところが、夕方から雲が広がり、空一面がど～んよりくもりに。
そしてそのうち雨が降り出した。
今夜は無理か。
サーリセルカ２日目は雨。オーロラを見ることができなかった。
＊＊＊
さらに翌日。
サーリセルカ滞在３日目。
今日もパブでオートミールのお粥をいただく。イケる♪
今日の天気予報は"Partly Cloudy"。
でも、空はど～んより曇っていた。
テンションが下がる。
午前中は部屋でゆっくり過ごすことにした。
しかし、時間が経つにつれて次第に雲が流れ、どんどん青い空が広がってきた！
テンションも上がる！
出かけることにした。
昼食に、とやってきたのはスカン・バーガー（Scan Burger）。
「スカン」はやっぱり「 スカンジナビア」のスカンか。注文してから作ってくれるのでおいしい♪
そしてボリューム満点。
スカン・バーガーはチェーン店だと思うのだが、ここサーリセルカのお店はとてもアットホームな雰囲気。
この日は日曜日だったからだろうか、ご近所の人が多いような感じがした。
なんだか、ご近所の人が集まる地元の食堂、ってな感じ。
お店もこんな感じだったし。おっちゃんはテレビで競馬中継見てるし。
でも、この雰囲気好きだな。
なんだか落ち着く・・・
そして夜。
夕方から雲がなくなり、快晴に！日が沈んで暗くなった後も雲が出ることはなく快晴！
星もたくさん出ている。
この晴れ具合ならオーロラが見えるに違いない！
私たちのテンションは上がる。
昨日よりさらに重ね着をして準備。ホテルのブランケットも持って行くことにした。
今夜のおやつの生地の上に板チョコがのったクッキーとあたたかい紅茶も忘れずリュックに詰める。
今夜も張り切って丘を登る。
空いっぱいに星が広がっていた。
雲はない。
完璧に晴れているぞ！
丘を登っている途中で日本人のご夫婦に出逢った。
７０代くらいのご夫婦だろうか、かなりお歳を召しているように見えた・・・
「丘の上からの方がきれいに見えますよ。」
「そうですね。」とお二人も丘の上を目指して歩き始めた。
てっぺんに到着。
すでに車が一台、草むらに寝袋持参で待機している人たちが一組いた。
私たちは昨日と同じくカフェテラスからイスを拝借して座って待つことに。
時間はすでに２２：３０近く。
昨日はもうオーロラが出ていた時間だ。
しかし、今夜はまだオーロラは姿を現してくれない。
車がさらに一台、また一台とやってきた。
しかし、彼らは１０分もしないうちに帰って行った。
あきらめが早い・・・いや、今日はオーロラが出ないと判断したのか！？
寒くなって来たので私たちもカフェテラスの建物の近くに避難して風を避けることにする。
おやつのクッキーとあたたかい紅茶で暖をとる。
空をチェック⇒紅茶を飲んで暖をとる⇒空をチェック⇒紅茶を飲んで暖をとる・・・その繰り返し。
空には雲ひとつない。
たくさんの星が見えるものの、空は真っ暗だ。
あとはオーロラさえ出てくれさえすれば・・・
寒い。
持ってきたブランケットを頭からかぶる。
そしてその辺りを走り回る。動いたらあったかくなるかなと思って。
足先と手先がかじかんできた。
そろそろ限界に近いかも・・・
０：００過ぎまで待ってみた。
しかし、オーロラは一向に出てくる気配がない。
こんなに晴れているのに。
空には雲ひとつないのに。
空は真っ暗なのに。
条件は完璧に揃っているのに、肝心なオーロラが発生していない・・・！？
丘を登ってくる時に出逢った日本人のご夫婦は先に丘を降りて行った。
私たちもしばらく待ってみたが、やっぱりオーロラは出てくれなかった。
残念・・・
こんなに素晴らしく晴れているだけに余計に残念。
意気消沈して宿に戻った私たち。
あつあつのスープを飲んで冷え切った体をあたためる。
２日目と３日目はオーロラが見えなかった。
残念。
初日、サーリセルカに来た日に私たちを迎えてくれたすばらしいあのオーロラ。
初日にあのオーロラを見ることができたため、次の日も、その次の日も普通に見えることを期待してしまったかもしれない・・・
しかし、オーロラは自然現象。
天からの贈り物。
一度でも、晴天率の低い北欧フィンランドで見ることができた私たちはかなり幸せ者だと思う。
また見たい。
今度はカナダかアラスカに行こう！
<ゆか>
２日目と３日目はオーロラ見えなくて残念だったね…でも１日目のオーロラが素晴らしかった！と
思った方はぽちっとな！
