パナマを満喫した後は・・・
夜23:00発のバスでパナマからコスタリカの首都サンホセへ移動することにした。
昨日購入したチケットを持って、バスターミナルのバス会社のカウンターにてチェックイン。
チケットと、昨日も見せたけど、再びパスポートを掲示するよう言われる。
そして、なぜか「イエローカード」を見せて、とも言われる。
???
イエローカード : 黄熱病の予防注射接種証明書。
あれ?コスタリカはイエローカードは必要ないはずだが・・・
とりあえず、持っているので見せる。
ボリビア入国に必要だったので日本で取得していたイエローカード、
けど、実際ボリビア入国の際には「見せて」と言われず、今日初めて使うことに。
ふと思った。
私たちがイエローカードの必要な国に入国していたから、見せるように言われたのかも!?
謎・・・でも持っていて良かった。
23:00定刻にTICAバス出発!出発してすぐに電気が消えた。
今回のバスはリクライニングはできるものの、足元が狭く、くつろぎにくい・・・・
そして・・・
寒い・・・
冷房効きすぎ・・・
ここまで寒いと予測していなかった、少々風邪気味のたあにフリースを貸してあげる。
(だから「寒いかもよ」って言ったのに)
私はパーカーとチリで買ったDOITEのフリースを着込むがやっぱり寒い・・・
寒過ぎて眠れない・・・
深夜3:00頃、休憩のためレストランへ。
「何ご飯!?」という時間にも関わらずご飯を食べている人がいた。
そして、バスはパナマとコスタリカの国境へ向かった。
***
朝、明るくなったと思って時計を見ると6:30過ぎ。
再びうとうとする。
気が付くと、POLICIA(警察)の人がバスに・・・
パスポートチェックだ!
南米でもちょくちょくあったこの検査、バスが止まって警察の人が乗り込んできて
1人ずつパスポートを検査していくのだ。
パスポート、パスポートっと・・・
ばっちり見せる用意をして待っていたが、私たちはパスポートの表紙を見ただけでOKだった・・・
他の人を見ると、開いてじっくり見られている人もいれば、私たちのようにノーチェックの人も。
POLICIAの人たちはいったい何をチェックしているのだろう。
7:00頃、パナマのイミグレに到着。出国手続きをする。
が、バスを降りて列に並んで待つも、一向に前に進まない。
7:45頃になってやっと列が動き出した。
長いこと待ってやっと出国手続き完了。
そして次は、バスに預けている荷物を出され、それを持って案内された部屋に入るように言われる。
あ、お決まりの荷物検査ね・・・
が、しかし南米のそれとはちょっと違う雰囲気・・・
バスの乗客全員の荷物を部屋の中央に並べて置くように言われる。
乗客全員の大きな荷物と手荷物が部屋の中央に並べられる。
そして、人間は壁に沿って並んで立つように言われる。
部屋のドアが閉められた。
なんだか異様な空気が流れる。
え!?
何事だろ・・・
すると、再びドアが開き、犬を連れた男の人が1人入ってきた。
麻薬検査だ!!
ラブラドールの警察犬が中央に並べられた荷物をひとつひとつ調べていく。
特に問題はなかったのか、ひととおり検査が終わると彼らは部屋を出ていった。
南米で陸路国境越えは幾度となく経験してきたが、麻薬犬の検査があったのは今回が初めてだった。
国境、パナマ側。
国境、コスタリカ側。
再び、バスに荷物を預けて、歩いて国境を越える。
コスタリカのイミグレに着くと、再び長蛇の列。
しかもこんなにたくさんの人が並んでいるのに、入国用の窓口はひとつしか開いていない(泣)
またまた長いこと待つ、待つ、待つ・・・
コスタリカ出国用の窓口は3つも開いているのに、そして出国する人は誰もいなくなったのに、
それでも入国用の窓口はひとつしか開かず・・・
やっとのことで自分たちの番が回ってきた。
ここではいろいろ質問される。
どれくらいコスタリカにいるのか、次はどこに行くのか、などいろいろ。
そして7日間滞在する予定だ、と言ったせいか、滞在有効期間は「15日ね!」と言われ、
パスポートのスタンプのところにも「15」と書かれた。
あれ!?コスタリカはビザなしで入国しても観光だったら90日は滞在できるはずだけどな。
まあ、コスタリカは7日間の予定だから大丈夫か、ということで納得。
とにかく待つ、待つ、待つ・・・今回の国境越え。
さあ、やっとバスに乗れる!と思いきや、ここでもまた荷物検査が・・・(泣)
またまたバスから荷物を降ろし、今度は部屋ではないが、
金網で囲われた荷物検査場へ入るように言われる。
荷物を持った乗客が3列に並び待たされる。
しばらくして検査官の3人、おっちゃんふたりとおばちゃんふたりがやってきた。
ひとりずつ台の上に荷物をのせてバッグやスーツケースを開けられチェックされる。
私はコロコロの上の部分(上下ふたつのスペースがある)を開けて見せた。
ここにはサンダルとか壊れたカメラとかたいしたものは入っていない。
おっちゃんはざっと荷物を取り出してみた後、
中敷き(下のスペースにつながっている)にも気が付いたはずだが、「OK!」とチェック終了。
え!?そんだけ!?
いったい何を調べているんだか・・・
ちなみにたあは、きれいに詰めていたウェットスーツや服を取りだされてぐちゃぐちゃにされて終った・・・
らしい。
パナマ出国、コスタリカ入国の手続きが終って再びバスに乗るまで3時間以上かかった。
暑いし、待ちくたびれるし、本当くたくた疲れた・・・
バスはまた走り続け、昼休憩のためレストランへ寄った。
朝食も食べていないのでお腹も空き、ここでご飯を食べることに。
コスタリカのコロンを持っていなかったので、USドルで払うとお釣りが3500コロンかえってきた。
この時点では高いのやら安いのやら全く分からず。(後から計算すると結構高かった)
サンホセに到着したのはコスタリカ時間の16:00過ぎ。
16時間のバス旅に加えて、入出国手続きに時間を取られた、かなり疲れる移動だった!
「お疲れ様でした!」と思わず自分に言いたくなった(笑)
<ゆか>
一日一回ぽちっとな!!