素面のときは、さほど口数の多い人間ではない。

酔うと喋るけど。


しかし、その分


「脳内のひとりごと」


は大変多いタイプであると思う。

比較できるものでもないが。


特に、趣味の一つである

「ひとり飲み(店で)」

を行うときは顕著だ。


孤独のグルメにおける五郎さん並みである。

それ以上といっても差し支えない。






例を挙げると、

一杯目に頼んだビールが運ばれてくるなり


「ほうほうほう、来ましたよ。

いやあ、今日も見事な黄金色でいらっしゃる。

冷え具合もドンピシャで俗に言う、キンキンに冷えてやがるってえ奴ですな、これは」


などと、発声していたら周囲の人から奇人変人の認定を受けること間違いなしの内容で脳内つぶやきを行っている。


ちなみに読みやすいようにしてあるが、実際にはもっと言葉数が多い。


また、


「味の主軸が苦味であるこの炭酸飲料がここまでうまいっていうのは子どもらにはわかるめえ。

いや、子どもは飲めないかHAHAHA」


このようにひどいときには脳内でボケて自分でツッコミを入れる始末だ。

ライブのMCで披露したら場が凍りつくレベルである。


とにかく私は、

脳内でのひとりごとが多いのだ。   


さらに最近では


「ちくしょう、こんなに頑張ってるのにみとめてもらえねえや」


「他人に認められなくても、自分の力になったり徳を積んでいるし、お前が頑張っているのは俺が知っているよ」


などと、



「愚痴や不満をいう役」

「それをふまえて欲しい言葉を与える役」

の二役を演じることで、ストレス社会に立ち向かってもいる。


客観視すると割と気持ちが悪い。


心配にすらなる。


しかし、僕は今日も元気です。

歌唱詩人だもの。


くどを






次回ライブ予定


5月18日(土)@新宿Ruto