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カープの総括ここからが個人的に失速の要因のウェイト大きい部分と思ってます。
③戦力
そもそも実力が足らなかったのでは?まあ、そこはそうなんでしょう。それでも今の大物はすぐメジャー行ってしまう流れでは各球団の戦力差ってそこまで大きいとは思いません。ただ、なんぼなんでも本塁打は1人のバッターに負けるようでは足らなすぎ、それを補う足も失敗が多すぎて勝負どころでは使えなくなってしまった。打力に関してはもちろん物足りなく、そこが後々の投手陣のバテにも繋がったかと。
それでも潜在能力を含めた戦力が大失速に繋がるかと言うと、そこはまだ細分化する必要があるかと。
失速要因20%
④勝ちぐせ負けぐせ
選手層が薄いとかベテランを贔屓してるとか言われるけど、基本は若手中心のチーム。強いときはみんな元気でガンガン行くが、ちょっと負けがこんだりミスするとそれも引きずり長引く。
三連覇のときもシーズン通して先行逃げ切りで、圧倒的なゲーム差でちょっとの不振ははねのける戦力と経験がマッチしてた状態で、常勝チームのそれではなかった。
自分もカープの負けに9月は慣れてしまった。いわゆる負けぐせ。ここの強者のメンタルは性格も含めそう簡単には育たない。もしかしたらこここそ才能に近く育つものでも無いのかもしれない。
でもそれでは一生強いチームにはなれない。9月優勝も一試合での勝ちも全て諦めてなかったプレーをしてたのは選手首脳合わせても秋山1人だったように見えた。もちろんみんな諦めては無いし必死にはやってたと思う。それでもこの負けぐせは今年も取れなかった。勝つためには手段を選ばない位の闘志とひたむきさを体現出来る選手が投打共に1人でも多く生まれないと、ずっとこの状態は続く。
優しさ家族だけでは闘う集団になるのは限界があるのかもしれない。
その闘志を植え付けるために若手とベテランの融合は不可欠。技術より気持ちを秋山のように背中で魅せるプレーを打てない抑えれないベテランがファンの目にお荷物と写らない、そのヒントを教えてくれたもう1人のベテランが野村祐輔だったのではと思う。
失速要因30%
⑤フロント、補強
個人的に優勝逃した要因の一番はここかなと。一番と言ってもあくまで一因。
春先ドラゴンフライ日本一、そして今サンフレッチェ首位。どちらもフロントの本気が補強に見て取れた。ドラゴンフライは観客数のノルマ、サンフレッチェはスタジアム元年と明確なモチベーションもあったがシーズン前もシーズン中も勝つために必要なピースを随時入れてた。
もちろん、プロ野球とBリーグJリーグでは入れ替えのルールや状況が違うのは理解する。
ただ、今年に向けてカープが強くなるための補強をしたかと言うとやはり疑問。デビットソンはその後の韓国の活躍を含めても明らかにもう一年は置いておきたかったし、新外国人がサッパリだった後も結局後から誰か入れることは無かった。
現場に求められなかったのもあろうが、長打力不足はどう考えても今の戦力では補えず、優勝争いしてた以上起爆剤の準備はフロント主導でもすべきだった。
結局得点力は上がらず仕舞いでその結果補う必要が無かった投手力にまで影響が出てしまった。
もちろんずっと話す育てて勝つはカープのチームカラーでそこは全く異論はない。昨今の強打の外国人を取るのが難しい事情もわかる。ただ、勝つメンタルを若手に身に付けるために脇を固める補強は絶対必要だし、もし即戦力の外国人が難しいなら長い目で見るか、実績重視の他球団からの補強でもやれることはあるはず。
元々、フロントに対してもあれこれは言いたくない。野球見れるだけで感謝だし、自分がグッズや観戦で大きく貢献してるわけでも無いし。それでも、優勝が手に届くところまで来て、もしあの9月をひっくり返す要素が何かと言われたらここが一番物足りなかったのではと思う。
失速要因残り全部。
圧倒的な戦力差の無い今のプロ野球ではどれだけチーム全体で優勝へのピースを埋めることが出来るかが重要不可欠。まだまだやることはたくさんあった新井カープ、裏を返せば伸び代ばかりとも言える現状のオフの「変わる」を楽しみにしてます❗
今年のセ・リーグの公式戦が終了しました。最近はXでの投稿でカープについては書いてたので、ブログは超久々になりますが、今シーズンのカープの総括を自分なりに語りたく文字数バリバリの長文書こうと筆を取ってる次第です笑
今年Xでお知り合いになれた方々にも読んでもらえたら嬉しいです❗
とは言え楽しい内容になるのは難しい。主題はやはり何故9月の歴史的大失速は起こったのか?これについて巨人の優勝が決まってからずっと考えてきました。
巷で言われる失速の要因を自分なりに紐解きたい。
①新井采配
周りでは手のひらを返す用に監督批判とかも良く観るしお客さんでも新井ダメじゃ~とも言われる。実際ピークに悪い時は采配の悪循環も感じました。が、もちろんそれだけな訳が無い。
むしろ、その采配があったからこそ8月まで首位を保てた方が強いと思う。9月に向けて8月になるべく無理をさせなかったり、やれるべき策は講じてた。
ちょっとそれるけど先日の球炎で「今のやり方間違ってた」と言う題材で取り上げられたのは非常に悲しい。SNS全盛の世の中で今のスポーツファンはとにかく今その場の結果を求める(厳密に言うと9割のファンは温かく見れても1割の誹謗中傷に勝てない)。今回のようにちょっと負けがこむと叩くし、何なら一試合負けただけでもあれこれ言う。そんな中では「育てながら勝つ」を基本としてるカープでもやっぱり比重は一試合一試合の勝利であり優勝を強く求められる。
なので、今年の9月の優勝を逆算して序盤は我慢、中盤も疲労を意識しながら使える選手を使い、終盤スパートって考えは全く間違ってない❗
何年のサイクルを育成と呼ぶかにもよるけど、矢野一人一人前にするのにこんだけ大変なのにそれでも使って伸ばし、田村だって序盤は我慢して使った。
投手は少なくとも8月までは上が良すぎて代わる機会が無かった。そもそも今の主力は年齢的には若いし単純にレベルが高かっただけ(9月の炎上ぶり見るとまだまだピークとは呼べる訳では無かったけど)。
現代版育てながら勝つの形としては全然悪くないと思う。
もう少し足させてもらうと、育成型としても現代版の監督として比較される新庄監督。彼は一年目は優勝しないと宣言し、一年目二年目は最下位そして今年二位。三年周期でチームを建て直した用に見える。ただ、二年間断トツの最下位の上で今年も一位とは13ゲーム差の二位。そこまで片寄った事をしても優勝までは届かなかったとも言える。もちろんこの育成の形もありだし面白いけど、ここまで極端にやっても結果が出るとは限らない。それだけ育成って難しいのである。
失速要因度10%
②夏の消耗
9月になっても30度を優に越える日々が続くなか、過密日程で早々からデーゲームも。夏バテが原因とも言われる。が、これも一因だけど主因ではない。と言うかその対策はしたし、涼しいところで戦う他球団がマツダでコンディション落とすもあっても良かったと思えば、暑さを地の利になる可能性だってあった。
もちろんこれから9月も夏が当たり前になりそうな日本では、デーゲームの開催数については検討すべき。来年も9月初旬からデーゲームだとファンも離れる可能性ある。
失速要因度20%
やっぱりバリ長文になったので、失速要因残り70%は後日にします💦


