＝病得て人の情けのありがたさ＝
車いす生活の情けなさは、天候に左右されること。
雨の日は電動のバッテリーのこともあり、出かけられない。
今月から「移動支援サービス」が受けられるようになり（何も
嬉しい話ではなく、それだけ状態が悪くなってきたという証）、
出かけるのにもヘルパーさんが付いてもらえるようになった
のだが、それも前もっての話。
今日の今日なんて当たり前の話だが無理なこと。
「公」が駄目なら「私」、今日みたいな日に気安く手を差し
伸べてくれるのがご近所さん、友人・知人たち。
今日は練馬から大工のYさんが、本当は柿がよかったんだけれど
と云いながらミカン一袋を手にやって来た。
76にもなるがまだまだ現役、元気そうだ。いやいやこの歳に
なれば何所もここもポンコツで、動かしていればこそさと笑う。
天気が悪いので車で来たと言い、コインParkingの激減を嘆く。
そう云えば家の周囲半径30メートル内3か所のParkingが、この
数カ月で一斉に姿を消した。
今度来るときは、家に入る時に使っているスロープ板を直そう
と云いながら見ていってくれた。
人の情けの有り難さを知る。
何の返礼も出来ないのがもどかしく、辛い。