先週の金曜日あたりから突然?急に症状が進み、頼みの右手が
使えなくなった。
入り口のシャッターは鉤手で引っ掛けて上げ下げするのだが、
こいつを持つ肘が上がらないのだ。
寒い北風が終日吹きつけていた一昨日などはやっとの思い、何と
かかんとかやれやれということで往生した。
扉の内側、右手の壁に並んでいる電気のスウィッチ類、これが
車いすの俺の頭一つ上。こいつにも手が届かなくなった。
・・・と、こんなボヤキを聞いてくれていた近所のカットサロン・
オーナーで、友人のKさんがちょっとしたアイディア商品を手に
現れた。
そう、今日はカットサロンはOffの日。
ここ2、3日の不安定な気温の変化に風邪をひいたようで、こんな
日は止めといたらと云うのだが、これから休日恒例のハゼ釣りに
行くという。休みの日は家に居られない性質(たち)なのだ。
さてここで上の写真をご覧いただきたい。
そうとう粘着力が強いらしい黒いシールをスイッチに張り付け、
両端に糸を通しただけのものだが、コレが優れモノなのだ。
左右に薄く伸びているのがそう、ハゼ釣りの糸、テグスです。
スイッチは左手側、そこでONにする場合は向こう側を引くわけ
だが、そこにひと工夫。
フックに掛けて手前に引くと、スイッチは向こう側に倒れONに
なるというわけ省力で確実です。
どうですか、いつもながら「すぐやる課」に感謝!!
その足でいつもの江戸川べりのポイントに向かうと云うKさん。
味見程度のおすそわけと言ってとりいだしたるは、知る人ぞ知る
宮崎の原酒「百年の孤独」で知られる「中々」という麦焼酎。
噂には聞いていたが俺は初めて、“なかなか”どうして“なかなか”
のもんだそうだ。
サラっと言って颯爽と出かけていく彼の後姿も“なかなか”のもんだ。
江戸っ子はかくありたい。