さて、あの後のことです。

用便を済ませポータブルトイレから無事脱出・・・!とは簡単に問屋がおろさないのです。便座からベッドへの移乗で困ったのは、いざろうにも(肌がきめ細かいせい?)ペタッと便座にくっついて滑らないのです。今度の土曜・佐野でのコンサート・テーマ「ゆっくり精一杯」のように、そうユックリあせらずにぺリッペリッと引きはがすようにしてなんとかベッドへ。


ここで気を許したのかアクシデント発生!ベッドに腰を落ち着け足を引き上げる時に後ろにばったり。さぁ困った。この姿勢から起き上がれず、しばしひっくり返った亀の子状態、もがきにもがいての悪戦苦闘。杖を使ったり電動ベッドの脚の方だけ上げたりして工夫、やっと体を起こすことができた。


ここまででヘトヘト、ひと休みしてからだをローリングさせながら衣服を整え車いすへ。

サァ今度は後ずさりしながら高いベッド座面から低い車いすへ尻を滑らす。が、ここで力尽きてついに近所のKさんにヘルプ要請、SOS! ベッドと車いす座面の間にどうしても空いてしまう10cm程の溝がネックになり、そして車イスのクッションに尻が閊えてしまい、ついに道半ばで体を後ろに倒し起き上がれなくなってしまったのだ。


やれやれ・・・いつもながらすぐ飛んで来てくれたKさんに感謝。700からトイレに行く準備を始めて、Kさんが帰ったのが1050の長旅でした。


(その後、車イスのクッションは敢えて滑らない材質で作ってあることが判明。身近にあったEXパックの厚紙を使って、10cmの隙間に渡してクッションの上を滑らすスライドシート代りに代用。今のところ至極調子よくいっている)