佐野市に暮らす友人のN夫妻から俺の大好きな堅焼き手やき煎餅
「じねん焼き」が届いた。
かつて“やまだじんを聴く会”なるものを立ち上げて、佐野で定期的なシリーズコンサートを取り組んでくれていた二人。奥さんの方とは、灯で歌っていた頃からだから、かれこれ40年来のお付き合いになる。
お宅でのホームコンサートに出されたお茶菓子で、以来忘れられない
佐野の思い出の味。
生来歯も顎も頑丈で、堅いものをバリバリやらないと食った気がしない性分で、このじねん焼きの堅さはぴったり性にあうのだ。そして塩加減の塩梅好いこと!醤油味、胡麻、ザラメ、海苔、塩・・・何種類もの詰め合わせをどっさりといただいた。
1枚1枚丁寧に焼き上げ、余計なものを廃した素朴な包装と紙の箱。
(いまどき角をホッチキスで止めた厚紙の箱なんて見ないでしょ)
「じねんとは自然のことです 遠いむかしから日本人がたいせつにしてきた 自然のことです」という箱書きから、製作者の自信と誠実な姿勢が汲み取れます。
「これはうまい!!」と声がかかれば望外の幸せなのだとか。
よ~し、言ってやろう声を大にして、“これはうまい!!”
加藤米菓 佐野市久保町 Tel;0283-22-1754
さて、もうひとつの栃木とは。今が旬、お馴染みのイチゴ。
友人が仕事帰り、南口駅前の西友で「とちおとめ」を1パック手土産に寄ってくれた。パックを開くなり、頂いたはずの俺より先にムシャムシャ始める。「せっかくコンデンスミルクもあるってのに」と云う、「いやぁコレは生が一番」と言いながら。で、粒揃いの上の段が終わってその下は俺?粒も小さいしヘタのところは白っぽくてまだ熟れていない!なんだよ、せっかくのトチオトメも上げ底かぁ。
今日もどこかの水産会社が、中国産を国内産と偽ったのが摘発されていたが・・・このトチオトメも昨今とみに多くなった食品偽装の一つ?因みに生産者は「JAおやま」(1パック¥450)。
「遠いむかしから 日本人がたいせつにしてきたのは 恥を知るこころ」ではなかったか。西松の献金疑惑なんぞも根は同じ、見えないところでは何でも有りかよ。表面を取り繕ったり、ばれないように要領よくやる?どんな手を使ってでも勝ち組にさえなれば良い?そんなエスカレートの先に、振り込み詐欺を職業などと言って憚らない輩が湧いてくるのだ。昔から云う。食い物の恨みは恐ろしいんだぞ、恥を知れJA。
