近くのスーパーで、昨今取り沙汰されているアメリカ産米「カルローズ」が売られていたので興味本位で買ってみた。日本米に比べ、まあまあの味だと思った。
以前、アメリカに留学(赴任)した友人から「カリフォルニア米は美味い」と聞いたことがあるが、それは最高級米の話だろう。とはいえ、以前の米不足の時のタイ米とは随分違うものと感じ、十分に国産米の代替財となり得るものと思われた。
前回、ブログに書いたホラー映画の記事に結構なアクセスがあったようである。確かに、20代くらいまではホラー映画をよく観た。今回、少し続編を書いてみたいと思う。
1977年、私が予備校に通っていた時代、夏休みの時期に予備校生と現役生を対象とした「夏期特別講習」が実施されていた。「夏期特別講習」は、英・数・国が基本で独自のテキストがあった。また、受講生は追加料金を支払えば社会・理科の講義も受講することができた。
予備校生からみれば、現役生は絶対に負けられない存在だった。「現役に負けてたまるか!」といつも思っていた。そんな悶々とした予備校時代、卓球場で球を打ったり、近くの空き地で友人たちとの「庭球野球」で思いっきり球を打ったりしてストレスを解消していた。今思えば虚しい日々だった。
苦手科目のスランプを抱えていたそんな夏休みの時期、私の周りで流行っていたのが山口百恵の「イミテーション・ゴールド」という曲である。ニヒリスティックな歌詞が虚しい後味を残す。
だが、巷ではオカルトの名作が上映されていた。それはイタリア映画の「サスペリア」。「決してひとりでは見ないでください」が流行語となった映画である。
アメリカ・ニューヨークからドイツ・フライブルグの名門バレエ学院に留学した少女、スージー・バニオンの周りで起こる悍(おぞ)ましい猟奇殺人事件が映画の基調となっている。「青いアイリス」の謎。伝説の館に潜む140年の秘密。「魔女・エレナ・マルコス」の存在、等々。極彩色に彩られたオカルトの名作である。
そしてもう一つ、この頃巷で大ヒットしていたのが、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」という曲だった。当時海水浴場などではこの曲がかかりっ放しだっだらしい。だが、私の場合、この曲の謎が多い歌詞と錆びたメロディーに出会うのは、翌年、大学に入った年の夏だった。