beige tokyo

えー、今回は接待でシャネル銀座の最上階(10階)にあるフランス料理レストラン【ベージュ 東京】 に行ってまいりました。


お招きしたゲストがものすごーく、ものすごーく裕福な方なので、多分いくら高いところにお招きしても、なにか趣向を凝らさなくては、驚いていただけなさそうです。


なので、秘書の方にどんなものが好きですかねと事前リサーチを試みたところ、最近は和食や中華が多かったとのこと。では、フェイントでフレンチ、それも日頃からの美食でもたれているであろう胃にやさしいフレンチで、いい意味で期待を裏切ろうと選んだのが、ここ、ベージュ 東京です。


お土産には銀座三越で購入した仕立て券付きの【シャツの生地】を持参して臨みました。また、インターネットで彼の名前を検索すると、どうやら4月がお誕生日であるということなので、デザートプレートに「お誕生日おめでとう」というメッセージをチョコレートで添えてもらうことになりました。


2004年12月にオープンしてから1年強が経つこのレストラン、さすがに平日の夜は60%ぐらいの稼働率でしょうか。一部の席からはきれいな夜景を東京タワーも含めて眺められ、雰囲気も落ち着いており、座りやすいフカフカな椅子のせいもあってか、まったりとしてしまいます。


食事は1人2万ぐらいです。ここはワインリストに美味しい(つまり高い)ワインばかりがリストを賑やかに飾り立てます。今回はシャンパンのクリッュグNVグラン・キュヴェ・ブリュット と赤ワインはフランスワイン・シャトーラツール1997年 をチョイス。あまりワインに詳しくない私はどちらもロバートパーカーJr著の本で下調べして行き、選びました。


料理は、フレンチの伝統と最高峰の素材をモダンに仕上げたものだそうです。シェフのダヴィッド・ブランは、東京とパリの<スプーン>でもトップを務めた人物。食器類などは5つ星シェフのアラン・デュカスが厳選したもので、シャネルツイードをあしらったプレートや、なんと椀や急須、漆器などもあるそう。


楽しい時間をおかげさまで過ごすことができましたが、肝心のバースデーメッセージの書かれたデザートプレートが出て来た時点でびっくり。なんと、そのプレートを間違って、私の会社の女性に運んで持ってきたのです。彼女もはっとして、なにか言おうとしましたが、時は既に遅し。


ゲストの名前が裕(ゆう)さんだったので、男性ではなく、女性へのものだと間違えたらしいのです・・・いやはや、もっと詳しくお店側に伝えておけばよかったのですが、最初のエスコートの際にきちんと、「こちらが今夜のゲストです」と伝えたのにと、期待を大いに裏切られてしまいました。


バースデーメッセージを最初は日本語でお願いしたのですが、このレストランはフランス語でないとだめと断られ意気消沈しましたが、今回はこの災いが転じて福となったと言えなくもありません。


しかし、最後のお会計4名で17万円と相まって、若干ブルーになった、さすらいでした。自腹ではなかなか行けません。(^-^;)


なお、このお店の他のゲスト、裕福な年のいった男性、若くてきれいな女性という組み合わせが多かったような気がいたしました。うーん、完全にデート店ですね・・・