tennmasa

とある女の子が観たい映画があるというので、東京・丸の内の東映に一緒に行ってきました。その後に食事をしようということになったので、丸の内に新しくできた東京ビルTOKIA へ。ところが、このビルは出来たばかりだからか、土曜日の夜だからか、ぜんぜん待たずに入れるレストランがありません。週末の丸の内となれば、以前はゴーストタウンで閑散としていたのに、この街の変貌振りには驚かさせられます・・・(絶句)


残業食でお世話になった菊亭という天婦羅屋さんが三菱電機と共にTOKIAに入居しており、急に天婦羅が食べたくなりましたが、あまり長く待つのも大変ですので、お近くは丸ビルお座敷天婦羅 天政 に行ってきました。


菊亭であれば2,500円のコースのみなのですが、天政は8,000円、12,000円、15,000円のコース展開。各々のコースに「松」、「竹」、「梅」と、名前がついています。


丸ビル上層階だから場所代も含まれるのだろうと入店するも、不運にも外の景色が見えないお座敷の方に団体客と一緒に詰め込まれる有様。女の子は全く払う気はないものの、殊勝にも気を使ってくれてか、一番安い8,000円の「梅コース」でいいと言います。そして、映画館で飲んだ炭酸のためにあまり食欲のなかった私は12,000円の「竹コース」を頼み、二人で二つのコースを分けながら食べようということになりました。


自分だけかも知れませんが、なんとなく松竹梅の竹か梅を頼むと、ちょっとさみしい気持ちになります。コースのネーミングをもうちょっと考えて欲しいものです。


さて、飲み物のはボジョレー・ヌーボー(4,000円)を頼みます。新酒なのであまり当たりも外れもないのでしょうが、当然のことながらフレッシュな味わいで美味しかったです。天婦羅のコースが進み、板前さんから:


『最後に旬の天婦羅をおすすめしますので、このかごの中の「うに、白子、カニ」などからお好きなものをお選びください』 と言われ、白子とカニを注文。まあ、そこそこ美味しくいただきお勘定をお願いします。そうすると、12,000+8,000+4,000=24,000円+アルファになるかと思いきや、お勘定を見ると34,000円とあります。


あれと思うものの、連れの手前もあるので、その場では何も言わずにお会計をすませ、そうっと席を立つ際に 『念のために確認なのですが・・・』 というと、プラス10,000円の分は、最後に出てきた白子とカニの天婦羅分とのこと。


だったら、おすすめするときに 『追加で代金はかかってしまうのですが・・・』 とか、言って欲しかったものです。まるでコースに含まれているかのように言われると、それは頼んでしまいますよね・・・


以前とあるフレンチ(これも丸ビル)でコース料理の後に料金の説明なくチーズを勧められ、コースに含まれているのかと思いきや5,000円チャージされたときの脱力感が、私を再び襲いかかります。


その「私を誘った」女の子だけは、帰り際に非常によい笑顔だったのですが、天婦羅屋でロマンチックな気分になるわけもありませんから特に何かあるわけでもなく(別に期待もしていませんでしたが)、秋の夜長は更けていくのでした。(笑)