Vol.114【映画 文句なしの傑作「バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作」①】の続きです。
今回以降は、各作品ごとに、ストーリーの骨子をお話しして、更に、私がこの3部作を見て、「これは面白いなあ」と思っていることについて具体的にお話ししたいと思います(あらすじだけをお話ししても、この映画の面白さは伝わらないと思うので)。
まずは、3部作すべてに共通して素晴らしい点をランダムに列挙するならば、以下のとおりです。
① 最初から最後まで面白い(退屈な場面がない)
② 脚本がよく練られている
③ 場面の設定に必要な大道具・小道具などが丁寧に作られている
④ 人物の設定が絶妙である
⑤ マイケル・J・フォックス、クリスロファー・ロイドを初め、全ての役者の少しオーバーアクション気味の演技が素晴らしい
⑥ セリフにユーモアがある
⑦ 展開がスピーディである
⑧ 伏線の回収が的確である
⑨ タイムトラベル物の要素を巧みに取り組んでいる
⑩ アクションシーンに躍動感がある
⑪ CGを使わない特殊効果がむしろリアリティーがある
⑫ 家族愛や友情の物語である
⑬ 「未来は白紙であり自分の行動で変えられる」という基本コンセプトが、見ている人を勇気づける
⑭ ごくありふれた日常生活をていねいに描いてあるからこそ、ありえない冒険物語が生きている
ずいぶん多いですね。改めてこの3部作の凄さを感じます。
それでは、まずは第1作目の「バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back To The Future)」について、具体的にお話しさせてください。
《バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back To The Future)》(1985年)
この映画のストーリーの骨子は以下のとおりです。
1985年の郊外都市に住む高校生マーティは、年上の友人である天才科学者ドクが発明したタイムマシン(デロリアン)の実験に付き合いますが、アクシデントが起こり30年前の1955年に飛ばされ、おまけに燃料切れによりデロリアンは動かなくなります。30年前の若いドクに何とか説明して現代(1985年)に帰る手立てを模索していたところ、まだ高校生だった自分の母親と偶然会い、母親はマーティに恋をします。母親が父親と知り合いそして結婚しなければ、自分は生まれなかったことになり自分は消滅してしまいます。そこでマーティは父親となる男に母親が恋をするように孤軍奮闘するのですが、果してそれが上手くいくのでしょうか、また、マーティは無事に現代(1985年)に帰れるのでしょうか・・・というところです。「Back To The Future」という題名もセンスがありますね。
次回は、私がこの作品を見て、「これは面白いなあ」と思っていることについて具体的にお話ししたいと思います。
※ Xに画像を投稿しました(2024.8.13)。
https://twitter.com/sasurai_hiropon
(以下次回→時期は未定)