京急の「トンネルの向こう側」の会社、京成でも11/26を期してダイヤ改正を実施することになりました。こちらも京急同様、今月24日付で発表がなされていますが、管理人多忙のためこれまで取り上げられずにおりました。

京成大本営の発表はこちら↓

 

京成線ダイヤ改正を実施します 詳細はこちら(PDFファイル注意)

 

 

今回のダイヤ改正の目玉は、何と言ってもスカイライナーの新鎌ヶ谷停車ですが、その他には金町線などでワンマン運転を開始することです。

 

しかしスカイライナーの新鎌ヶ谷停車は驚きましたねえ…。ただし新鎌ヶ谷停車便は青砥停車列車の停車駅を追加するという形態になっており、日暮里~空港第2ビル間のノンストップを堅持する列車が多くなっています。

 

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新鎌ヶ谷停車便は青砥にも停車する

 

つまり、これによってスカイライナーは

 

・日暮里~空港第2ビル間ノンストップの列車

・日暮里~空港第2ビル間で途中青砥・新鎌ヶ谷停車の列車

 

の2種類となりますが、あれ、これって…。

 

南海のラピートじゃん

 

と思ったのは管理人だけでしょうか。

南海も、停車駅を絞った「ラピートα」と主要駅に停車する「ラピートβ」がありますが、京成スカイライナーもそんな感じになりそうです。

JR武蔵野線と連絡する東松戸ではなく、新鎌ヶ谷を新たな停車駅にしたのは、これによって松戸(新京成)・柏(東武)方面からの需要を吸い上げようとしたのでしょう。東松戸だと、新松戸としかつながっていませんし、しかも松戸・柏へ行くには乗り継ぎが不可避。それなら直に松戸と柏につながる新鎌ヶ谷に停車させようということだと思います。

これで都営新宿線の延伸路線が新鎌ヶ谷まで伸びていたら…(やめなさい)

しかし日暮里~成田空港(空港第2ビル)を36分ノンストップで結ぶことが大きな売りだったスカイライナーが、青砥だけではなく新鎌ヶ谷にも停車するとは…。やはり、回復の兆しがあるとはいえ海外渡航者が激減している昨今のこと、少しでも料金収入を得たいということなのでしょう。

 

…余談はさておき。

その他運転上の事項で注目すべき点は、ワンマン運転を開始するということです。

 

3500形(左)も対応改造を受けた車が出現した

 

実施路線は金町線・千原線・東成田~芝山鉄道線ということですが、金町線は運転系統が独立していてワンマン運転のシステムを構築しやすく、東成田~芝山鉄道線も恐らく同じ(ただしこちらは、完全に本線と運転系統を分離し、京成成田~芝山千代田間の運転にするんでしょうけど)。千原線はどうするんでしょうね? 千葉中央~ちはら台間だけワンマン運転にするというなら、以前の東京メトロ有楽町線のような運転形態になるような。流石に千葉中央で運転系統をぶった切るとは思えませんので。それならいっそのこと、根っこの千葉線もワンマン運転にしてしまえばいいのではないかと思いますが、そこまでは考えていないようです。

 

…しかし3500形、いつまで使うんだろ(´・ω・`)

 

【追記】

当記事は後で並べ替えるため、アップの時点ではブログナンバーを振りません。また、当記事で使用している写真は、全て以前の記事からの転載です。

 

【追記2】(令和4年10月31日 15:00)

当記事を10/25付の投稿に改め、あわせてブログナンバー5960を振ります。