仙台市営地下鉄南北線です。

タイトルの「SUD-NORD EXPRESS」は日本語にすると「南北急行」ですが、このような列車名は実在しません(もしかしたらあったかもしれない。パリからポルトガル・リスボン方面へ向かう『Sud Express』=南急行は実在した)。東西線の記事が「東西急行」なので、それと歩調を合わせました。

 

というわけで仙台駅。

 

東西線から南北線へのりかえ

 

飯田橋か! とツッコミが入るところですが(^_^;)

なぜかというと、東西線・南北線相互の乗り換えが可能なのが仙台の他、東京と札幌にもあるのですが、仙台の南北線のラインカラー=緑と東西線のラインカラー=水色が東京のそれとほぼ同じだから(厳密にいえば東京の南北線は緑ではなくエメラルドグリーンだが)。ちなみに札幌の場合だと、南北線のラインカラーは緑で仙台と同じなのですが、東西線のそれはオレンジであり、仙台は勿論東京とも全く異なっています。

しかしこちらの南北線は、浦和美園にも武蔵小杉にもいきません(当たり前だ)。

 

仙台駅で南北線に乗り換えると、車内が広いことにほっとします。これは東西線が所謂「ミニ地下鉄」であるのに対し、南北線は普通鉄道の規格だから。計画段階ではJR仙石線などとの相互直通運転が計画されていたそうですが、その計画はいつの間にか立ち消えになりました。

 

まずは北に向かいます。北の終点・泉中央へ。

南北線は、終点の泉中央の2つ手前の黒松駅発車後地上に出ますが(1つ手前の八乙女駅は高架駅)、泉中央では、進行方向右側に大きなスタジアムが見えます。これ、仙台スタジアム(ユアテックスタジアム仙台)です。Jリーグ・ベガルタ仙台のホームスタジアムで、このためか南北線の車両には、ベガルタ仙台を応援するステッカーが貼られています。以前京都市営地下鉄烏丸線に乗ったとき、京都サンガの応援ステッカーが貼ってあったのと同じです。

 

泉中央駅

 

もう電車が到着後なので、既に反対側の「富沢」ゆきになっています(^_^;)

 

駅ビルの威容

 

なかなかの威容を誇る駅ビルです。中には飲食店、郵便局などが入居していました。

そしてここも、バスターミナルが併設されています。

 

右端のバスの横すぐに駅改札がある

 

歩行者は上の層(ペデストリアンデッキ)に上るのですが、バスの利用者はそのまま同一平面で地下鉄から乗り継ぐことができます。こうなった理由は、八乙女-泉中央間の建設が周辺の道路の渋滞が激化し、ここをバスと地下鉄の結節点とし、道路の交通量を減らそうという考慮があったから。泉中央駅のターミナルが大規模になっているのはそのためです。ここは仙台市泉区(旧泉市)の中心だそうで、仙台市営バスよりも宮城交通のバスが多いのはそのためかとも思いましたが、仙台市営バスの乗り入れもゼロではないようです。

 

ちなみに、この駅の面白いところはもうひとつありまして。

それは、駅売店が「ファミリーマート」になっているのに対し、ATMは「セブン銀行」のものが設置されていること。「セブン銀行」といえば、言わずと知れたセブンイレブン(セブンアンドアイホールディングス)の系列の、ATMに特化した銀行ですが、まさかファミマと共存しているとは。それと駅売店がファミリーマートになっているのは、どうも全国的な傾向のようで。

 

このあとは南側の終点・富沢を目指します。