昨年末、京急が1000形17次車の投入を発表しました(こちら)。このグループは、車号が1200番代となるとのことですが、ステンレス車でありながら完全塗装車となるという驚きの内容だったのもさることながら、このグループの登場により、いよいよ現在残る800形・2000形に引導が渡されることになります。

 

1月3日、管理人は京急川崎駅での撮影を終え、例の「パタパタ」撮影のため本線ホームに立ってみますと、今のところ最新鋭の1000形16次車による「エアポート急行」に遭遇、迷わず乗り込みました。このグループは、車端部のボックス席が復活したのは勿論(ただし1000形初期車のような両側ではなく、東急9000系のように片側のみ)、そのボックス席にコンセントがあるという驚きの仕様なのですが、写真を撮影することはできませんでした(´・ω・`)

 

というわけで神奈川新町駅。

ここでは、エアポート急行が普通車(他社で言う各駅停車)との接続を取るのですが、その普通車には800形が!

 

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2018年を迎えることができた

 

何だかんだ言っても、800形もしぶとく生き延びています。

 

下りエアポート急行が発車した後は、上りエアポート急行が到着。

その上りには、残り3編成のみになった2000形が。

 

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これもいよいよ?

 

7年前の平成23(2011)年のお正月には、西暦と同じ車号を持つ2011編成の浦賀方先頭車2011号に、お正月モードの装飾を施したそうです。で、そのとき言われていたのが「7年後(今年ですね)までは、この編成は生き延びないだろうな」ということ。これはこの編成の品川方先頭車の車号が2018号であることによるのですが、この編成はあにはからんや(と言っては失礼か?)無事に2018年を迎えることができ、2018号にはかつての2011号と同じように、お正月モードの装飾が施されたということです。

 

やや構図には無理があり、光線的にもアレであることはご容赦いただきたいのですが、神奈川新町駅での800形と2000形の並び。

 

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昭和の京急

 

来年限りで平成が終わるということですが、この2系列が次の元号を迎えることは、残念ながらなさそうです。

 

このあと管理人は、上の写真右側の800形に乗車、運転台真後ろのかぶりつき席に陣取り、横浜までの短い乗車を楽しみました。横浜からは東横線に乗り、Fライナー特急→各駅停車で帰還しました。

 

おまけ。

京急川崎駅で撮影した別の編成。

 

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普通車といえばこれだったが

 

いよいよカウントダウンが始まります。

 

ところで、京急からこの2系列が退役すると、京急でも営業車が全てVVVFインバーター制御の車両ばかりになります。既に大手私鉄の中では、京王が事業用車両も含めて全車VVVFインバーター制御車化というタイトルを達成しておりますが、この「営業車全てがVVVFインバーター制御の車両」というタイトルを達成するのは、京王の次は京急なのか、東京メトロなのか。どうも03系の淘汰のペースからすると、東京メトロの方が早いように思われます。その次が京急でしょう。

しかしそのタイトル達成のときは、「昭和の京急」が終焉を迎えることとイコールなんですが…(´・ω・`) これも進化の過程なのですから、嘆いてばかりでもいけないのは百も承知ですが、管理人のような「昭和脳」「国鉄脳」世代は、どうしても寂しさの方が先に立ってしまいます。