しばらく京急ネタが続きますがご容赦を。
しかし今回のネタは、もしかしたら厳密な意味での「京急ネタ」とはいえないかもしれませんが。
10月15日の夕刻、管理人は京急川崎駅から、大師線港町駅までの1駅区間を歩いてたどってみました。
駅そのものはオーソドックスな仕様
駅は相対式ホームで、上り線・下り線それぞれに改札口がありますが、上り線側にある↑の改札口(南口)が、川崎競馬場などにも近く、メインであると思われます。これに対して、下り線側にあるのが北口で、こちらは
そして港町駅にたどり着いてみると…。
美空ひばり?
「港町十三番地」の文字が見えますね。
これ、「港町十三番地」の歌碑です。
実はこの駅の近くに、平成19(2007)年まで日本コロムビアの工場があり(本社も同じ場所にあった。跡地は現在ショッピングモールなどになっている)、この駅自体も当初は「コロムビア前」という名前でした。
この歌のタイトルは港町駅からとったそうですが、肝心の日本コロムビアの所在地は13番地ではなく9番地。しかし、作詞家の石本美由起氏が「13番地の方が語呂がいい」ということで、「港町十三番地」になったという逸話があります。
もっとも、歌詞の内容はどうみても横浜を想起させるものなのですが、そのあたりはやはり知名度、あるいは外国船の入港の有無もあったのかと思われます。
ちなみにこの歌碑、写真には写っていませんが、ボタンを押すと「港町十三番地」の歌がワンコーラス(90秒間)流れます。
下りホームには、何と「港町十三番地」の楽譜が。
楽譜です
こんなもの(失礼)をホームの壁に描いている駅は、他にないのではないかと思われます。あ、でもバス停だったら都営バスの一部のバス停には楽譜が描かれていましたね。でもあちらは、実際に演奏した曲が流れるわけではありません。
北側のタワマンと絡めて電車を一発。
かつての工場街がタワマンに
これらタワマンの建設により、北口が5年前に開設されました。
管理人は恥ずかしながら、この駅を実際に乗り降りするまで、ここが美空ひばりさんの歌にまつわる「聖地」であることは、全く知りませんでした。何事も現地に行ってみてみないと、分からないことが沢山あるものですね。やはりここは、美空ひばりさんのファンの方々にとっては「聖地」といえる場所なんでしょうか?