「ボワーン」という音と共に回りだす洗濯物達は、見てるこちらを楽しませてくれる暴れっぷり。。
もうなんだか、関係ないぜぃ！って感じで、乾燥機の中で暴れん坊将軍なんです。
夜中だから、ただ、ただ、その暴れん坊将軍だけが静寂の中暴れていて、「おー暴れとる」「暴れとる」・・・となるわけです。
そーなると、こっちもテンションがあがってくるわけで、、、不安定なリズムを刻みながらの、お得意の「プチカーニバル」が始まります。 誰もいない、コインランドリーは、まさに、ブラジルのリオのカーニバル的な感じに、一人でなります。
・・・まあ、この時点で「こいつヤバイな・・」とおもった方は、、、正常。 なんだか、私も僕もプチカーニバル！と思った方。。。異常。。（笑）
って言ってる僕がかなり異常なんで、あれなんですが。。。
テンションあがってきて、ポケットに入っていた家の鍵を「クルクル」と回し始めました。
乾燥機「クルクル」と鍵「クルクル」のいわば、コラボレーションなわけであります。。
乾燥機めー！負けるものかーーー！
っと、さらに鍵「クルクル」の速度をアップさそたわけです。
もう、クルクル祭です。
そしてテンションがマックスクルクルに達っした時。。
スポーーーーーン 。。
あれは、イチローのクリーンヒットのような放物線を描いて、、スポーーーーーンと、２台ある乾燥機のわずかな隙間、しかも奥に入ってしまったのであります。。。
・・・・・・いやいや、落ち着け。。このクルクルスポーーーーーンは、人生の中で、何度か経験したこと。。焦ったら負けであり、いかにも何もなかったような顔して、しれーと鍵をとれる！と。。
そろっと、乾燥機と乾燥機の間に挟まった鍵を見た。。
・・・・・・これ・・・無理だわ。。。
これは、、
無理だわ。。
僕は、確信めいた時、２回同じ事を言う癖があります。
そう。絶対に無理。。
僅かな隙間は、なんだかぶっとい配線でうめつくされていて、、こちらも、配線祭。。
クルクル祭と配線祭は、もー俺の手におえるものではなく。。。
だたただ「ボワーン」だけが、こだましたわけです。。
言うまでもないわけですが、家には、入れず、、「ボワーン」さえ終わったコインランドリーで、昔作った曲「グルグルコインランドリー」を、ひそやかに歌い。。眠り込んだのでありました。。。