伊良部元投手、死去(;;)(7/31の加筆)
先日の朝、衝撃的なニュースが入った。
元プロ野球投手の伊良部秀輝氏が、アメリカの自宅にて亡くなったと。発見時から自殺との見方が強かったが、その後の調べで断定され、今日のニュースでは遺言状も見付かったそうです。
伊良部投手といえば、甲子園大会にて、香川県・尽誠学園高校のエースの頃から見ていました。この活躍から、中高時代に野球好きの同級生の一人がファンとなり、プロ入り間近に、父が読んでいた週刊誌の写真を彼女にあげたのも、思い出として残っています。
ロッテで活躍の後にメジャー行きを決意した頃には、高校~プロ入り間もない頃と比べ、日本人離れしたでっぷりした体格になっていたのも印象深い。とにかく、投球だけでなく存在そのものにも独特のオーラを感じてきました。
次第にふてぶてしい言動が目立ち、色々トラブルや事件も起こしましたが、何故かどこか憎めない人でした。「ヒール」的な扱いになっていきましたが、今回の訃報の報道にて、関係者の証言や一般のコメントなどによると、繊細な部分があったとか、ファンを大切にする人であったようですね。
帰国してから日本で再び活躍するも、間もなく引退してしまったように記憶しています。
しかし一昨年、独立リーグの選手として現役復帰!四国のリーグに入団したという記事を見た時には、何だか嬉しくなってしまったのです。ただ、プロ時代とは比較にならないほどの薄給にも関わらず、この人は本当に野球が好きなのだと感じました。
そして、あまりニュースも聞かぬまま、いつの間にか音沙汰がなくなり、久々にこの人の名を聞いたのが、こんな形でなんて。。
普通、故人に対し「ご冥福をお祈り致します」と申し上げますが、この人に対しては正直、ご冥福をお祈りしたくない、亡くなった事を認めたくない、というのが本心でした。
離婚もして、身辺整理もしていたようですね。孤独の中で亡くなっていったと想像すると、余計に泣けてきました。
野球で食べていける、特に、プロ選手として大成する人は、野球に対し並外れた才能があるはずです。しかし、(これはどのスポーツにも言えますが)短い選手生活の後の人生は、ほとんどの人が苦しい生活を強いられるという事は、よく聞かれます。
色々悩み苦しんでいたのでしょうが、理論派であるとの事で、この人にもぜひコーチ等の指導者として、貢献して欲しかったです。
日本球界にとって大きな損失であるように思います。
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