朝青龍断髪式
昨日だったんだなあ。
ちなみにその先日には、千代大海(佐ノ山親方)の引退相撲もあったそうで。千代大海は断髪式の際に、お母様にも断髪して欲しいと、(女性は土俵に上がれないゆえ)いったん土俵を下りて行ってもらったそうですね。
今年初場所中の暴行騒動でが原因で、場所後に電撃引退
には驚き残念でたまりませんでした。
その後の相撲界賭博問題
を考えると「ちょうど良い時期に辞め、かえって良かったのかな」と思えど、やはり朝青龍の居ない場所は寂しく、盛り上がれません。実際、チケットの売れ行きも良くなく「満員御礼」も出ていないようですし・・・
秋場所も、全く興味持てずに終わってしまいました。。白鵬の連勝記録が伸びており、彼の健闘は讃えるべきですが(しかも、数年前に本場所生観戦をした際の出入り待ちで大関昇進前の彼も見ましたが、感じの良さそうな若者という印象でした)、他の力士との実力差は開き過ぎで、独走を止められるろしたらやはり朝青龍しかいないだろうなあ、と思ってしまいます。(本人も「白鵬の連勝を止められるのは?」と聞かれて「オレ」と答えたそう!)
朝青龍引退相撲(断髪式)が10月頭(の土曜か日曜)に行われる事は春頃には知っていました。「行きたい」との気持ちはあったものの、チケット購入する時期(遅くとも夏に申し込まないと売り切れは必至)に離職勧告を受けるほど体調も悪く、すっかり忘れていました・・・
いずれにせよ昨日は、自身の進路に関する活動に出かけたため無理ではありましたが。
今日、塾のアルバイト
に出かける前に、午後のワイドショー「情報ライブミヤネ屋」で特集をやっており、見ました。
司会の宮根さんらも両国国技館にて参加し、「国技館は大阪体育館とは雰囲気が違う」と言っていました。
「日本の父」と慕う退職した元床山さんに髪結いを依頼し、両者の絆が紹介されたり、
引退相撲の進行状況(「断髪式」以外にも、髪結い実演や花相撲なども行われるんです)も放送されました。
断髪の様子、そして最後には、土俵にキスして別れを告げる姿も印象的でした。
賛否あり、特にご年配の方々が好まないタイプなのは承知とはいえ、彼がいたからこそ盛り上がったのも事実です。色々あって何だかんだ言われながらも、彼なりに(日本人とは感覚が違いますが)心底相撲は好きだった事も伺えました。
まだ余力を残した状態で、本人も本意ではないであろう引退に、こちらとしても後味が良くなく惜しくてならないが、一度「引退」を表明したら戻れないから仕方ない。個人的にはあんな人間臭い横綱も面白かったし、相撲での実績も功績も讃え、別れを惜しみたいと思います。
13年間の土俵生活、お疲れ様でした故郷での「第二の人生」での活躍にも期待したいと思います。
知人男性への暴行騒動の責任を取り、今年の初場所限りで引退した大相撲の元横綱朝青龍関(30)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=の引退相撲が3日、両国国技館で行われた。大関日馬富士と朝赤龍を従えた最後の土俵入りには約1万人の観衆から歓声が上がった。断髪式では国内外のVIPら約380人がはさみを入れ、師匠の高砂親方(元大関朝潮)が止めばさみを入れた。断髪後は「生まれ変わったら大和魂を持った日本人として横綱になりたい」と語るなど、土俵への未練も口にした。
◇ ◇
もう誰の目も気にしなくていい。大銀杏(おおいちょう)を切り落とされ、2人の子どもから花束を受け取った後、元朝青龍関は、土俵下にかがみ込むと土俵の縁にキスをした。大歓声にとびっきりのガッツポーズで応えて控室へ。最後の瞬間まで朝青龍らしさを貫いた。
最後の大銀杏を結ってもらう時、担当した元床山の日向端隆寿氏に「生まれ変わったら何になりたい」と尋ねられた。元朝青龍関は「日本人として横綱に」と答えたことを明かしたが、日本への愛情とともに「日本人だったら自分を理解してもらえたのでは」という苦悩に満ちた答えだった。
数日前に酒席で同席した後援者の近藤利一氏は「いまだに(元朝青龍関は)未練があった。やめた実感がわいていないのが事実」と振り返る。元朝青龍関自身も「体の張りもそうだし、まだまだやれるという気持ちはちょっとあった」と暴行騒動から引退に追い込まれたことを悔やんだ。
同じ高砂部屋で苦楽を共にした朝赤龍にはさみを入れられると、みるみる両目に涙が浮かんだ。控室では「白鵬とか相撲道を引っ張る人にはエールを送りたい」と話し、軽くなった頭に「男前かな。どこかのプロレスラーみたい?重いものを預けた感じ」と笑った。
すでにモンゴルのレスリング協会の名誉会長を務め、北朝鮮を訪問するなど政財界でも活動している。周囲には「アメリカに留学したい」とも話しており早ければ年明けにも実現させる。「30歳から40歳は暴れます。っていうか、もっと立派な人間になる。目標はあるけど…。達成してから言うよ」。ドルゴルスレン・ダグワドルジとしての第2の人生が始まった。
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